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生理学的なシナプス応答を再現可能なデジタル-アナログ変換方式
生理学的なシナプス応答を再現可能なデジタル-アナログ変換方式

上ノ原 誠二 特任助教(研究当時、現:九州工業大学 特任助教)と合原 一幸 東京大学 特別教授(東京大学 ニューロインテリジェンス国際研究機構 副機構長)は、デジタル-アナログ(DA)変換を行う際の各ビットの重みを電流波形により時間軸上で実現するDA変換方式を発明した。重みを実現するアナログ回路素子数は変換対象のデジタル信号のビット数に依存しないため、従来のDA変換方式よりも数が少ない。本提案手法は、生理学的に妥当なシナプス応答波形を再現でき、高集積で生体模倣度の高いスパイキングニューラルネットワーク集積回路への応用が期待できる。