研究内容

更新:2009年2月20日

 電子の授受を扱う電気化学を基礎として,エネルギー変換,情報変換,物質変換などの機能を持つデバイスや機能材料の開発,そのための基礎研究などを行っています。とくに,今までにない新しい機能を生み出してゆきたいと考えています。

 研究内容は次のとおりです。


1. 金属ナノ粒子・ナノ構造に基づくエネルギー・情報変換

 従来の光デバイスで用いられてきた半導体や有機・無機色素にかえて,金属ナノ粒子(プラズモン共鳴に基づく吸収波長が粒径・形状などに依存)を用いる新しい光電気化学過程について研究し,これを応用した新しい機能材料やデバイスを開発しています。

a. 金ナノ粒子・ナノ構造の利用
 金ナノ粒子・ナノ構造を利用すれば、光電変換(太陽電池・光センサ)、可視光型光触媒などへの応用が可能になります。

b. 銀ナノ粒子・ナノ構造の利用
 銀ナノ粒子・ナノ構造を利用すれば、光で色が変わる多色フォトクロミック材料、光で動く/変形する光電気化学ソフトアクチュエータなどへの応用が可能になります。


2. 新しい光触媒の材料・応用

 幅広く研究されている光触媒について,従来にない新しい機能を探索・開発しています。

a. エネルギー貯蔵能型光触媒
 光触媒の還元または酸化エネルギーを貯蔵し、夜間も金属の防錆、抗菌、有害物質の除去などの機能を維持できる新しい光触媒です。

b. 光触媒リソグラフィー法
 光触媒から飛散する化学種による非接触酸化反応を見出し,これを新しい固体表面改質・パターニング法に応用しました。


3. 力学的エネルギーへの変換(ソフトアクチュエータ)

 酸化還元反応によってポリマー鎖間あるいはポリマー−溶媒間の相互作用を制御し,屈曲・伸張,膨潤・収縮などの動きや形態変化を示す材料・デバイスを開発しています。

a. 電気化学アクチュエーター
 ポリマーを利用した柔軟なアクチュエーター。エネルギー変換効率など、基礎的な視点から研究しています。

b. 光電気化学アクチュエーター
 光触媒と電気化学アクチュエーターを組み合わせることで、光によって動き、変形する新材料を開発しています。


4. その他

a. バイオセンシング
 微生物・細胞などを利用する化学センサを開発し、有害物質のスクリーニング、環境モニタリングなどへの応用を視野に研究しています。



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