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がれきから土木/建築材料へ、植物がコンクリートを蘇らせる ~セメント不要、副産物なしの循環利用を実現~
がれきから土木/建築材料へ、植物がコンクリートを蘇らせる ~セメント不要、副産物なしの循環利用を実現~

東京大学 生産技術研究所の酒井 雄也 講師、株式会社バイオアパタイト 中村 弘一代表取締役社長、大野建設株式会社 大野 治雄 代表取締役社長らは、コンクリートがれきと廃木材を粉砕して混合して、加熱しつつ圧縮成形することで、それぞれが融合した新たな土木/建築材料を開発しました。廃木材以外にも、野菜や落ち葉などさまざまな植物性資源でコンクリートがれきを接着できました。再生過程で新たなセメントは不要な上、副産物も発生しません。大量に発生するコンクリートがれきおよび廃木材の有効活用と循環利用が期待できます。さらに、生産の際にCOを発生するセメントを使用しないため、温室効果ガスの排出抑制効果も期待されます。