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多種類でかつ短時間の観測データでも高い精度で将来を予測~洪水などの自然災害をはじめとして様々な予測に応用へ~
多種類でかつ短時間の観測データでも高い精度で将来を予測~洪水などの自然災害をはじめとして様々な予測に応用へ~

東京大学 生産技術研究所の奥野 峻也 民間等共同研究員、合原 一幸 教授、大学院情報理工学系研究科の平田 祥人 准教授(研究当時、現:筑波大学 システム情報系 准教授)らの研究チームは、これまでの人工知能(AI)による予測技術では困難であった、多種類かつ短時間のデータから将来を予測する数理的手法を開発した。異なる複数の予測手法を効果的に統合することにより構成され、多種類の変数がある場合の変数選択やネットワークの設計等の事前の作業を行う必要がない。複数の数理モデル、さらに実際の河川水位データに対して予測を行い、本手法の有効性を確認した。今後は洪水などの自然災害をはじめとして、医学、エネルギー、製造業など幅広い分野への応用に向けて検討を進めていく予定である。