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【報告】第5回 未来志向射出成形技術シンポジウムを開催(開催日:2024/3/19)

 本所 社会連携研究部門「未来志向射出成形技術」は、射出成形技術およびその応用技術を関連企業と先導していくことを目的とし、設置期間を5年として2018年4月に設立された。その後2023年4月から2年間設置期間が延長され、2025年3月までが設置期間となっている。延長初年度の研究進捗を総括する目的として、第5回のシンポジウムが2024年3月19日(火)に開催された。開催方式は、本所An棟コンベンションホールとオンライン(Zoom)のハイブリッド形式である。ハイブリッド開催にあたっては本所 映像技術室に協力いただいた。

 シンポジウムは本所 岡部 徹 所長の開会挨拶に始まり、特別講演として、東レエンジニアリングDソリューションズ(東レEDS)株式会社 代表取締役社⻑の中野 亮 様から「樹脂成形CAE の現状と新たな展開」、東洋機械⾦属株式会社 基盤技術開発部 下楠薗 壮 様から「環境負荷低減に寄与する射出成形技術の探究」についてご講演いただいた。その後、本部門 梶原 優介 特任教授が「射出成形を利⽤した⾦属と樹脂の直接接合技術−最新研究成果の報告」、本学 横井 秀俊 名誉教授が「射出成形現象の可視化・実験解析−最新研究成果の報告」について総括講演を行った。加えて、本部門 龍野 道宏 特任講師が「射出成形可塑化過程の可視化解析と樹脂温度分布計測」、本所 木村 文信 助教が「型温特殊制御を適⽤したPP-Al 成形接合の界⾯評価」について最先端の研究講演を行った。会場の来場者、オンライン聴講者を合わせると参加者は229名を数え、質疑応答も大変盛り上がったシンポジウムとなった。 シンポジウム後はAn棟2階のホワイエにて懇談会を開催し、参加者が親交を深めつつ関連分野について議論を行った。

 本社会連携研究部門は今年度末までとなっており、2025年3月18日(火)に最終総括となる第6回シンポジウムを開催予定である。少し先の話となるが、ぜひともご参加いただきたい。

 (未来志向射出成形技術社会連携研究部門 特任教授 梶原 優介)

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左から、岡部所長による開会の挨拶、東レEDS㈱中野様の特別講演 東洋機械金属㈱下楠薗様の特別講演

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左から、梶原特任教授の総括講演、横井名誉教授の総括講演、龍野特任講師の研究講演

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左から、木村助教の研究講演、コンベンションホール会場の様子、懇談会の様子

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