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【報告】ITSセミナー in VISON (開催日:2024/3/14)

 3月14日(木)、三重県多気町のVISON, AT CHEF MUSEUMにて、本所 次世代モビリティ研究センター(ITSセンター)主催の「ITSセミナー in VISON」を開催した。ITSセンターでは、研究成果の社会還元、地域のニーズに即したITSの普及促進、人材育成・交流を目的として、前身センターの時代の2006年から全国各地でセミナーを開催している。今回はその42回目にあたり、「新技術が育む地域間連携」をテーマとして開催した。現地から56名、オンラインから37名、合計93名が参加し行われた。

 ITSセンターの大口 敬 センター長・教授および共催の三重県多気町の久保 行央 町長による開会挨拶で幕を開けた後、ヴィソン多気株式会社の目野 雅司 本部長補佐から、開催地であるVISONの施設紹介が行われた。第1部ではITSセンターの須田 義大 教授と鈴木 彰一 准教授よりITSセンターの取り組みが紹介された。第2部では、多気町デジタル戦略室地域戦略係の三井 諭 係長より「地域一体となって取り組む暮らしへのデジタル実装」、三重大学 人文学部法律経済学科の深井 英喜 教授より「高齢者生活実態ニーズ調査等を踏まえた新技術導入の課題」、中日本高速道路株式会社 保全企画本部 i-MOVEMENT推進室 宮西 洋幸 担当課長より「スマートICをはじめとしたITSによる地域活性化の取り組み」、MRT株式会社 小川 智也 代表取締役社長より「Mie Medical MaaS」、BOLDLY株式会社 佐治 友基 代表取締役社長兼CEOより「VISONにおける自動運転バスレベル4運行に向けた取組み」と題して、セミナー開催地を中心に進められている様々な取り組みが紹介された。第3部では、ITSセンターの中野 公彦 副センター長・教授をモデレータとして、第2部の講演者と大口センター長によるパネルディスカッションが行われ、地域間連携を育む新技術を導入していく上でのポイントや人材育成などをテーマとして充実した議論が行われ、幕を閉じた。

 (次世代モビリティ研究センター 特任研究員 梅田 学)

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左から、大口センター長による開会挨拶、久保町長による開会挨拶

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左から、活発な議論が行われたパネルディスカッションの様子、セミナー会場の様子

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