本所 次世代育成オフィス（ONG）では、日本航空株式会社（JAL）と連携して８回目となる「飛行機ワークショップ2023 ～Power for the Future !!～」を開催した。中学生・高校生を対象とした本ワークショップは２日間の連続講座として、中学生クラスは10月14日（土）、15日（日）に、高校生クラスは10月28日（土）、29日（日）に開催し、両クラスあわせて計56名が参加した。

　１日目は、羽田にあるJALメインテナンスセンターにおいてJAL ESG推進部 落合 秀紀 専任部長による飛行機のエンジンの役割についての講義と、センター内の整備の現場と格納庫の見学を行った。格納庫見学中は、皆、真剣な表情でJAL関係者から詳しく説明を聞いていた。また、２日目は本所において、基礎系部門の吉川 暢宏 教授が講師となり、「未来のジェットエンジンを考えよう」をテーマに、ジェットエンジンやファンブレードについての講義が行われた。グループワークでは、本所 川越 至桜 准教授による「自由な発想で未来のジェットエンジンを提案しよう！」をテーマに、未来のジェットエンジンを考える上で必要な性能や技術についてのアイデアを出し合い、発表を行った。中学生クラス、高校生クラスともに、どのグループも非常に活発な話し合いが行われ、ワクワクするような未来のジェットエンジンのアイデアが飛び出し、歓声が上がる場面もあった。ワークショップ後も、吉川教授に熱心に質問をするなど、最後まで大変に盛り上がり、受講者の興味・関心の高さが伺えた。特別賞として、JAL賞、東大生研賞がそれぞれ授与され、お互いの健闘を讃えあい、秋の充実した楽しい学びの時間となった。

　最後に、日本航空（JAL）関係者の皆様、講師の吉川教授をはじめ、ご協力いただきました全ての皆様に感謝申し上げる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　（次世代育成オフィス　准教授　川越 至桜、学術専門職員　上田 史恵）

羽田メインテナンスセンターでの見学の様子

本所での講義とグループワーク、発表の様子