10月７日（土）、女子中高生及び保護者、並びに中学・高校の教員を対象としたオンラインイベント「女子中高生のみなさん　最先端の工学研究に触れてみよう！ 2023」が開催された。

　本イベントは本学男女共同参画室の女子中高生理系進路選択支援企画の一環として、三菱みらい育成財団「インクルーシブな未来社会をデザインする東京大学STEAM型創造性教育プログラム」の支援を受けて行われ、女子中高生、保護者等70組の方に参加いただいた。

　当日は、本所 川越 至桜 准教授の司会進行のもと、本所 大原 美保 教授、本所OG（元・羽田野 直道 研究室）で現在プルデンシャル生命保険に勤務される向井 奏絵 氏と現役大学院生である細沼 恵里さん（瀬崎 薫 研究室）による講演が行われた。ご自身が携わっている工学研究内容や、中高生時代から現在に辿り着くまでの道のり、進路選択で決め手となった点、理系の先にある可能性などをそれぞれの立場から異なる視点で熱く語っていただいた。

　全体質疑では、参加者の多くが気になる「理系を選択した理由」から、大学生レベルの専門的な質問まで、多種多様な質問やコメントが時間内で収まり切れないほど寄せられ、関心の高さが覗えた。閉会時には、本所 次世代育成オフィス 大島 まり 室長・教授より挨拶があった。

　参加者アンケートでは、「理系・工学にもさまざまな分野があることを知った」、「就職にも多くの選択肢がある」、「女性が少ないことがデメリットにならない」など、意欲的なコメントが寄せられた。今回のイベントを通じて、工学・科学技術への興味・関心が深まり、また進路選択における『迷い』が少しでも解かれたことを期待する。

　最後に、ご協力いただいた講演者や研究室の皆さま、ご参加いただいた皆さまに厚く御礼申し上げる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

(次世代育成オフィス　准教授　川越 至桜、特任専門職員　堀江 啓子)

閉会時の様子。中央に大島室長、左上に川越准教授、右上に大原教授、左下に向井氏、右下に細沼さん。