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【報告】「光物質ナノ科学研究センター 最終シンポジウム」の開催(開催日:2023/6/14)

 6月14日(水)13時30分より本学 先端科学技術研究センター ENEOSホールにて「光物質ナノ科学研究センター 最終シンポジウム ナノメートル領域の物理・化学・デバイスが拓く未来」を開催しました。本センターは、2018年4月1日に前身の本所附属光電子融合研究センターを改組し設置され、ナノ科学と光、物質を共通項として、物理、エレクトロニクス、化学、材料、機械等の様々な分野の融合による新分野の開拓に取り組み、その成果を工学諸分野に応用することを狙いとして、2023年3月末まで活動してきました。

 シンポジウムは、元センター長の本所 志村 努 教授によるセンター概要説明を含めた開会挨拶から始まり、前半は、榊 裕之 本学 名誉教授・豊田工業大学 名誉学長・奈良国立大学機構 理事長の記念講演「半導体電子工学の誕生と発展の経緯から未来を考える」と、石谷 治 東京工業大学 教授・広島大学 特任教授の特別講演「CO₂の資源化を目指した人工光合成の構築」がありました。後半は、センターに所属していた全教員による研究活動の報告が行われ、これらの講演を通してセンターの活動を総括し、参加者とともに「ナノメートル領域の物理・化学・デバイスが拓く未来」を議論しました。

 新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、シンポジウムは対面開催とし、意見交換会も行いました。学内外より91名の参加をいただき、活発な質疑も行われ非常に盛会となりました。本センターは、設置期間の大半がコロナ禍でしたが、シンポジウムを3回、研究報告会を5回、コロキウムを16回開催するなど、精力的に活動を行ってまいりました。これまでの皆様のご支援・ご指導に厚く御礼申し上げます。                       

 (基礎系部門 教授 志村 努/基礎系部門 志村研究室 技術専門職員 鎌田 久美子)

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左から、志村教授による開会挨拶・センター概要説明、榊名誉教授による記念講演、東工大 石谷教授による特別講演

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左から、本所 町田 友樹 教授、本所 佐藤 文俊 教授、本所 立間 徹 教授、本所 石井 和之 教授による研究活動報告

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左から、本所 平川 一彦 教授による研究活動報告、本所 岩本 敏 教授によるディスカッション、本所 寒川 哲臣 客員教授による研究活動報告、意見交換会の様子

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