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【報告】社会連携研究部門「未来志向射出成形技術」第4回シンポジウムを開催(開催日:2023/3/22)

 本所 社会連携研究部門「未来志向射出成形技術」は、射出成形技術およびその応用技術を関連企業と先導していくことを目的とし、設置期間を5年として2018年4月に設立された。設置最終年度の総括シンポジウムの位置づけとして、第4回のシンポジウムが2023年3月22日(水)に開催された。新型コロナ感染状況が収まりつつあることを鑑みて、本所An棟コンベンションホールに聴衆を集め、オンライン(Zoom)聴講とのハイブリッド形式にて開催した。ハイブリッド開催にあたっては本所 映像技術室に協力いただいた。

 シンポジウムは本所 岡部 徹 所長の開会挨拶に始まり、特別講演として、日本精工株式会社コア技術研究開発センター第二研究開発室グループマネジャーの村上 豪 様から「接着接合部品の⾃動⾞への適⽤:採⽤事例と今後の課題」、ファナック株式会社ロボマシン事業本部ロボショット研究開発本部本部⻑ 内⼭ ⾠宏 様から「電動射出成形機とネットワークを活用した樹脂特性評価システム」についてご講演いただいた。その後、本部門 梶原 優介 特任准教授が「射出成形による⾦属と樹脂との接合技術−5年間の成果総括−」について、本学 横井 秀俊 名誉教授(現YOKOI Labo代表)が「射出成形現象の可視化・実験解析 −5年間の成果総括−」について総括講演を行った。加えて、本部門の龍野 道宏 特任 講師が「射出成形可塑化過程の可視化解析と樹脂温度分布計測」について、本所 木村 文信 助教が「成形接合の接合強度に寄与する界⾯機械特性の評価」について最先端の研究講演を行った。会場の来場者、オンライン聴講者を合わせると参加者は369名を数え、質疑応答も大変盛り上がったシンポジウムとなった。 シンポジウム後はAn棟1階のレストランapeに移動して少人数で懇親会を開催し、参加者が親交を深めた。 

 なお、本社会連携研究部門は2年間の期間延長が決まっており、2024年度まで活動予定である。今後もご協力、ご声援をいただきたい。                      

 (未来志向射出成形技術社会連携研究部門 特任教授 梶原 優介)

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左から、岡部所長による開会の挨拶、日本精工㈱ 村上様による特別講演、ファナック㈱ 内山様による特別講演、

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左から、梶原特任准教授の総括講演、横井名誉教授の総括講演、龍野特任講師の研究講演、

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左から、木村助教の研究講演、コンベンションホール会場の様子、懇親会の様子(ape)、

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