2022年３月11日（金）に、本所 コンベンションホールにて、第100回 レアメタル研究会が開催されました。本記念講演会は、本所 持続型エネルギー・材料統合研究センター、非鉄金属資源循環工学寄付研究部門（JX金属寄付ユニット）が共催する形で企画されました。第100回記念講演会として、「非鉄分野の将来を担うホープが夢を語る」というテーマにて、本分野を代表する若手教員・研究者が、夢とロマン、さらには、教育 (人材育成)に関する未来について熱く語りました。
　
　本講演会は、新型コロナウイルス感染症予防対策の観点から、現地での参加者数を講演者と関係者の20名程度に制限し、講演の様子をZoomウェビナーおよびYouTubeライブを用いてオンライン配信するハイブリッド形式で行いました。オンライン上では、300名を超える非鉄金属やレアメタルの関係者が参加しました。

　レアメタル研究会は、20年前に、（一財）生産技術研究奨励会の特別研究会の一つ（RC-40）として発足しましたが、近年は、毎回100～300人が集まる大きな会合に発展し、これまでに、累計約14,000名が参加しました。今では、レアメタル研究に関する中心的な会合となっており、来年度以降も研究会を継続開催する予定です。

（持続型エネルギー・材料統合研究センター　教授　岡部 徹）

左から、開会の挨拶を行う 岡部 徹 所長・教授
司会を行う本所 所 千晴 特任教授
「国境を飛び越える製錬技術の面白さ Umicoreが取り組む非鉄人材育成」について講演を行うUmicore, Corporate Research & Development, Associate Scientist, 八木 良平 氏

左から、「高効率エネルギー利用と資源循環に向けたコトづくりと人づくり」について講演を行う本所 大内 隆成 講師
「国内外環境変化と非鉄金属、そして研究者としての役割と夢 ～韓国の非鉄金属分野の事例を中心として～」について韓国からオンラインで講演を行うKorea Institute of Geoscience and Mineral Resources (KIGAM), Principal Researcher, Jungshin Kang 氏
「九州大学での夢と挑戦 ～最高のマテリアルは、、、～」について講演を行う九州大学大学院 工学研究院 材料工学部門 谷ノ内 勇樹 准教授

左から、「希土類金属製錬学の体系化と展望」について講演を行う東北大学大学院 工学研究科 金属フロンティア工学専攻 竹田 修 准教授
「私が追い求めてきた夢とロマン」について講演を行う本所 岡部 徹 教授
総合討論・意見交換にてモデレーターを務める本所 黒川 晴正 特任教授

左から、総合討論・意見交換にてモデレーターを務める本所 中村 崇 シニア協力員
講演会現地の様子：無観客に近い状況であったがオンライン上では300人以上が参加していた
記念撮影