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【報告】東京大学特許講座2019(2019/12/20)

2019年12月20日(金)、「東京大学特許講座2019」が、本学学生及び教職員を対象とした知的財産教育プログラムの一貫として、本所An棟3階大会議室にて開催された。

本講座は、本所国際・産学連携室が主体となり、本所主催、本学産学協創推進本部共催、株式会社東京大学TLOおよび一般財団法人 生産技術研究奨励会後援のもと実施された。本所では、全学行事として、本特許講座と東京大学学生発明コンテストを隔年で主催しており、本年度は、特許講座開催年度にあたり、知的財産の概要や本学における取り扱いについて、また、研究の成果が実際に権利化・事業化されるまでの過程を本学の事例に基づいて紹介するなど、本学の学生と教職員にとって実践的で役に立つ内容となるよう、産学協創推進本部と企画段階から打ち合わせを重ね準備が行われた。

当日の講座は、本所 岸 利治 所長と本学産学協創推進本部 柴田 昌弘 副本部長の開講挨拶で始まった。前半は、「知的財産の概要及び本学における手続きや留意点等について」と題し、産学協創推進本部 知的財産部の山口 陽子 氏と時田 稔 氏より、特許および著作物・意匠・商標等について、それぞれ解説が行われた。後半は、「学内の事例に基づいた権利化・事業化について」と題し、株式会社東京大学TLO 本田 圭子 副社長より、本学学内発明から事業化に至った5件の例を含む解説が行われた。また、「主要国の特許出願動向と他大学の出願事例について」という内容で産学協創推進本部柴田 副本部長より解説が行われた。最後に、会場から講師への質疑応答の時間が設けられ、閉会した。

例年を大幅に上回る70名が本講座に出席し、その8割は教職員が占め、学内業務における知的財産への関心が高まりつつあることを実感した。また、参加者によるアンケート回答結果から、本講座が満足度の高い内容であったことが示された。一方で、学生の参加割合が低く、学生への教育活動という点では、課題が残る結果となった。改善へ向けて開催時期、告知方法について今後検討していきたい。開催において、ご協力いただいた産学協創推進本部、株式会社東京大学TLO、一般財団法人 生産技術研究奨励会に心より感謝申し上げたい。

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