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「東京大学 生産技術研究所 川添研究室 加太分室 地域ラボ」が開室

2018年6月30日、和歌山市加太に、「東京大学 生産技術研究所 川添研究室 加太分室 地域ラボ」が開室しました(以下:地域ラボ)。

川添善行研究室では、2014年から和歌山市加太を研究対象地とし、地元と連携しながら建築形式やまちなみに関する研究活動を行ってきました。昨年度末の本所と和歌山市の正式な連携協定締結を受け、加太地区の古い漁師の蔵に耐震補強などを施し、6月に地域ラボとして完成させました。

開室セレモニーには、地元関係者や和歌山市職員も出席し、川添准教授による看板の除幕式ののち、本所 岸利治所長、和歌山市 尾花正啓市長、加太地域活性化協議会 尾家賢司会長、地元の家主一家で、テープの代わりに、元の蔵にしまわれていた古い漁網を使用したテープカットが行われました。

また、地元漁業組合より、加太名物である一本釣りの鯛3匹が贈られ、漁師による鯛の解体もお披露目され、来場者に振る舞われました。

今後、地域ラボには川添研究室の青木佳子特任助教が在室し、地域活性化や地域課題に対して研究と実践を地元と協力して行うほか、地域住民や観光客にも開き、地域情報発信拠点としても地域ラボを機能させていきます。

また、同日、地域ラボ開室記念として「地域のブランディング」をテーマとしたシンポジウムが加太小学校で開催され、加太内外から約240名の来場者がありました。

大学が地域に拠点をおき活動する新たな取り組みとして、地域ラボの今後の展開には、地元から大きな期待が寄せられています。

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