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生研公開 2013(駒場リサーチキャンパス公開)

講演会・シンポジウム プログラム

■  2013年5月31日(金)

 

会場: 先端科学技術研究センター 4号館2階講堂
10:00~12:00 「第9回ぼくらはまちの探検隊(渋谷区立上原小6年生×東京大学)
-まちリテラシイの構築と普及-」
 
生産技術研究所 村松 伸 教授/上原小学校“まちの探検隊”のみなさん
 
小学生と大学院生によるまち探検の成果発表を行います。まちを読み解く力とともに、まちへ還元する力を育みながら、東京の縮景「シブヤ」の中のまち、上原の過去と未来を紡ぎ出します。
 
会場: 生産技術研究所 An棟2階コンベンションホール
13:00~13:50 「頻発する天井落下事故と防止策」
生産技術研究所  川口 健一 教授
 
地震が起こるたびに発生する天井落下事故。さらに、笹子トンネルの事故のように地震がなくともある日突然落下する天井の実態が明らかになるとともに大きな問題となってきている。我々の頭上には、重たい天井材や設備機器が無防備に吊り下げられている。これらの落下により発生する危険は、単なる耐震補強だけでは防ぐことはできない。本講演では東日本大震災での天井被害の状況、復旧事例を紹介するとともに、大規模集客施設において安全な天井を整備するためには「素材の選定」こそが重要なポイントであることを解説します。
14:00~14:50 「医用マイクロマシンの最先端と実用化への課題 - 光で動くナノロボットから再生医療ツールまで -」
先端科学技術研究センター 生田 幸士 教授
 

 
15:00~15:50 「代謝性臓器再構築のための培養工学」
生産技術研究所 酒井 康行 教授
 
ヒトiPS細胞技術が大きな契機となり、究極の治療としての再生医療への期待が集まっている。その実現のために、ヒト幹細胞の増殖分化制御に関する最新の理学・医学的知見と、微細造形やマテリアル関連の工学的技術との融合に期待が集まる。しかしながらこれらの知見や技術を集約し、大動物であるヒトの治療に真に役立つ移殖用組織の構築を目指すならば、生理活性物質の生産を主目的として確立されてきた培養工学の知見や方法論が、実は極めて重要である。本講演ではその成果の一つである酸素供給制御に焦点を当て、幹細胞からの三次元組織構築において、細胞の酸素要求量を適切な暴露酸素濃度にて完全に充足することが如何に重要であるかを指摘する。
 
16:00~16:50 「“射出成形現象工学”への誘い;成形現象の不思議・発見」
生産技術研究所 横井 秀俊 教授
 
生産技術基盤を支えるプラスチック成形加工の中で、射出成形の果たす役割は余りに広くて重い。加熱シリンダと金型内で、樹脂を溶かして流して固めるという単純な加工プロセスにもかかわらず、なお多くの未解明な世界が残されている。未解明な現象はCAEでも予測できない。本講演では、可視化技術・新規計測技術が拓いた、成形現象の不思議な世界と新しい発見を、最新のビデオ画像を中心に分かり易く紹介し、体系化が進む“射出成形現象工学”へと皆様を誘いたい。

会場: 生産技術研究所 An棟3階大会議室(An301,302)
15:00~17:00 「工学とバイオ研究グループ主催・若手研究者講演会」
生産技術研究所 工学とバイオ研究グループ
 
「工学とバイオ」は、”バイオ”というキーワードに何らかの関わりをもつ様々な研究室からなる生研ならではの研究グループです。今回は研究の現場で活躍中の助教や研究員が、それぞれの分野での最先端の研究成果を平易に紹介します。
 

 

■  2013年6月1日(土)

 

会場: 先端科学技術研究センター 3号館南棟ENEOSホール
10:00~12:00 「記憶・記録・データ ーアーカイブスの発見と利活用ー」
先端科学技術研究センター 御厨  貴 客員教授
牧原  出 教授    
廣瀬 通孝 教授    
渡邊 克巳 准教授  
 

 
会場: 生産技術研究所 An棟2階コンベンションホール
13:00~13:50 「ロボット時代の創造」
先端科学技術研究センター 高橋 智隆 特任准教授
 

 
14:00~14:50 「新たな社会創造に資する情報ネットワーク」
先端科学技術研究センター 森川 博之 教授
 

 
15:00~15:50 「デバイス材料を計算機上でシミュレートする」
生産技術研究所 大野 隆央  客員教授
 
電子や原子のミクロな挙動がデバイスの多様な機能を生み出します。微細化が進む半導体トランジスタでも、重要性が増している二次電池でも、ナノ構造やナノ界面での電子散乱やイオン拡散などの現象を知ることが高機能、高効率なデバイスの設計に不可欠です。量子論に基づくシミュレーションは、このようなナノスケールでの現象を精度よく解析するものと期待されています。今日の高性能計算機環境によって拓かれる新しい計算物質科学について紹介します。
 
16:00~16:50 「都市をセンシングする」
生産技術研究所 瀬崎 薫 教授
 
みなさんが普段使われている携帯電話には、騒音センサとなるマイクロフォンの他にも、加速度センサ、気圧センサ等様々なセンサが備わっていることをご存知でしょうか? 大人から子供まで全ての人が携帯電話を持ち歩くようになった現在、これらのセンサを用いれば、環境情報を高精度・高頻度でしかも安価に取得することが可能です。このような形のユーザ参加型サイエンスは、都市設計・環境モニタリング・気象予測・電力制御など様々な分野への応用が期待されています。講演ではこれらの先駆的事例について紹介します。

 

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