【記者発表】極小の「分子フラスコ」で高分子を合成――機能性高分子の精密合成に期待――
東京大学 大学院工学系研究科の郭 香源 大学院生、 #東大生研 の張 典 特任助教、吉江 尚子 教授、中川 慎太郎 講師の研究グループは、単一の高分子をナノサイズの反応容器=「分子フラスコ」として用いて高分子を合成することに成功しました。ボトルブラシのような形状の高分子の「芯」の部分を反応場として用いる革新的な分子デザインで、様々な重合反応に対応可能な高い柔軟性・汎用性を実現しました。これまで重合反応の制御が困難だった共役系高分子など、機能性材料の精密合成への貢献が期待されます。