【記者発表】河川への人間活動の影響を宇宙から捕捉――衛星データを用いて黄河の上流から下流までの河川流量を連続的に推定――
東京大学大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 石川 悠生博士課程学生(研究当時)と #東大生研 山崎 大准教授らによる研究グループは、衛星観測データをもとに黄河流域の河川流量を推定し、灌漑用の水利用により河川流量が減少している可能性を発見しました。従来は限られた数の現地観測地点における時系列的な評価しかできませんでしたが、衛星観測により河川流量を上流から下流まで連続的に推定でき、空間的な流量変動を捉えました。 現地観測地点が乏しい流域でも河川流量を把握できるため、途上国を含むグローバルな河川モニタリングや流域管理への貢献が期待されます。