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溶融したチタンから酸素濃度の低いチタンを直接製造する 革新的技術の開発――チタン製品の爆発的普及へと期待――
溶融したチタンから酸素濃度の低いチタンを直接製造する 革新的技術の開発――チタン製品の爆発的普及へと期待――

溶融したチタンから酸素濃度の低いチタンを直接製造する--革新的技術の開発-(1200_800).jpg

東京大学 生産技術研究所の岡部 徹 教授、上村 源 助教(研究当時、現:米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員)、池田 貴 特任研究員、大内 隆成 講師らは、希土類金属とそのフッ化物を用いることで、酸素を含む溶融したチタンから0.02質量% (200 mass ppm O) 程度の低濃度まで酸素を除去できる革新的な技術を開発しました。
本技術により、チタンの酸化物鉱石や酸素を多量に含むチタンのスクラップから、中間化合物を経由せずに、高純度の金属チタンを製造することが可能となるため、チタンの生産コストが劇的に低下し、チタン製品が爆発的に普及することが期待されます。