【記者発表】「ひも」を使って、ヒトiPS細胞の高効率培養に成功！
最新の研究
最新の研究
「ひも」を用いた効率の良いヒトiPS細胞三次元培養法の開発に成功
「ひも」を用いた効率の良いヒトiPS細胞三次元培養法の開発に成功
生産技術研究所の竹内昌治教授と大学院生の池田和弘らのグループは、ゲルでできた中空状のマイクロファイバ内でヒトiPS細胞を効率よく増やす培養法の開発に成功しました。大量に細胞を増やすには三次元培養法が有望とされていますが、従来のヒトiPS細胞三次元培養法は、細胞凝集塊のサイズ制御が難しく、細胞死の発生が問題でした。本研究では凝集塊の厚みを制御しつつひも状に細胞を増やすことができるため、細胞死を抑制でき、内部に細胞外基質を加えることで極めて効率よくヒト細胞を増やすことを可能にしました。本研究は大量にヒトiPS細胞を要する再生医療の基盤技術として応用が期待されます。
関連記事
