研究室紹介

大学院 分子集積体工学研究室

  • 当研究室は,東京大学大学院・工学系研究科・化学生命工学専攻「北條研究室」として大学院生を募集しております。セミナー,ディスカッション,輪講等を通じて、研究・教育のアクティビティを高めています。大学院の詳細につきましては 化学生命工学専攻のホームページをご覧下さい。
  • 他大学に籍を置く学生で,北條研究室での卒業研究・修士研究を希望される方については研究実習生として受入が可能です。ご相談ください。

北條研でできること

  • どの研究テーマも,合成40%,測定30%,解析30%の比率を目指しています(個人差もあります)。合成化学そのものよりも,合成をツールとした材料物性研究を重視しているので,それほど難しい合成はしません。目指す機能が先にあり,それを実現できるような分子デザインを考えて行きます。
  • 北條研内だけでなく,生研内の他研究室の設備を使い,一通りの測定は不自由なく行うことができます。
  • すべての化学研究は物理化学に基礎を置くと考えています。中でも量子化学はいろいろなスペクトルや物質の性質を深く考察する上で欠かせないツールです。輪講やディスカッションなどを通じて量子化学のエッセンスに触れ,また実際の化合物を扱うことによって量子化学が身近なものに感じられるでしょう。
  • 合成実験だけでなく,計算化学的手法を中心にしたテーマもあります。

研究活動

  • 研究会:週一回。学生,スタッフが輪番制で担当し,論文紹介や研究発表,セミナーを行う。
  • グループ研究会:月一回程度。関連するテーマをもつ学生(3〜4人ずつ)が,それぞれ研究の進捗状況を報告し,実験結果や今後の計画について話し合う。
  • 輪講:大学院の学生が中心となってあるテーマに関する専門書の勉強会や論文の輪読を企画し,人を募る。学生はそれぞれ自分の興味ある輪講を1〜2講選んで参加する。それぞれ週一回,3〜6ヶ月程度。
    最近の輪講
    開講年度前期後期
    2015物理光学Crystal Engineering: A Textbook
    2014非平衡系のダイナミクス入門工学教程
    2013集積型金属錯体固体物性入門
    2012新しい量子化学分子の対称と群論入門
    2011集積型金属錯体金属錯体の光化学
    2010有機物性化学の基礎群論の化学への応用
    2009錯体化学の基礎Molecular Orbitals of Transition Metal Complexes
    2008物理化学の基礎分子間力と表面力
  • ディスカッション:実験結果を吟味したり,研究の方向性を決めるため,学生と教員が随時話し合う。
    • PukiWikiの利用:研究室のメンバーのみが見られるPukiWikiページを運営しています。ここには研究の遂行や独習に便利な資料が置いてあります。研究上の新しい発見や,困ったことなどを書き込むと随時レスポンスが返ってくるので,研究がスムーズに進みます。それでも解決しない場合などには実際に集まってディスカッションをします。

こんな人を求む

  • 化学や物理が好きな人
  • 大学院に進学する目的意識がはっきりしている人
  • 新しいモノが好きな人
  • 想像力と創造力のある人
  • 自分の意見や考えをはっきり言える人

OB,OGの就職状況

最近の就職先業種 (2004-08は荒木研・北條研合計)
年度修士/博士課程学部(研究実習生)
2014化学(2)修士課程進学(東大1)
2013ガラス・土石製品(1), 機械(1), 電気機器(1), 博士課程進学(東大1)修士課程進学(東大1)
2012ゴム製品(1), ガラス・土石製品(1),輸送用機器(1)修士課程進学(東大2)
2011電気機器(1),陸運業(1)修士課程進学(東大2)
2010化学(2)修士課程進学(東大1)
2009該当者なし修士課程進学(東大1)
2008化学(1), 鉄道(1), 博士課程進学(1), 商社(1)修士課程進学(東大2,芝工大1), 就職(1)
2007石油(1),化学(1),商社(1)修士課程進学(東大1)
2006博士課程進学(1),国家I種(1),自動車(1),化学系IT(1)修士課程進学(東大1,芝工大1,東理大1)
2005博士課程進学(1),化粧品(1)修士課程進学(東大2,東工大1,京大1)
2004食品(1),印刷(1),精密機器(1)修士課程進学(東大3,東工大2)

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