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【概要】
切屑からアスベスト代替の金属繊維が誕生(1976年〜1982年)
工業材料を強化する方法として、強い繊維を混入して強化した複合材料が有名です。補強する繊維が短いものは、均一に混入できるという利点がありますが、適当な製造法が見つからないこともあり、これまで金属の短繊維は存在しませんでした。本所で誕生したのは、切削加工によって金属短繊維を製造するという方法です。現在では、複合材料用の補強素材として独自の用途が開拓されているばかりでなく、本所の研究がきっかけで、多くの新しい分野の研究が展開されています。
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[おもな研究者]
中川 威雄 (当時本所第2部助教授、その後附属複合材料技術センター教授、附属先端素材開発研究センター長、1999年名誉教授、2000年ファインテック 代表取締役) |
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内田 貴之 (当時大学院学生、現新日本製鉄勤務) |
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鈴木 清 (当時本所第2部助手、現日本工業大学教授) |
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同僚の小林教授より安価なファイバの製造法開発の要請(図1)
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