生産技術研究奨励会

特別研究会 <個別テーマの概要説明>

last modified: 01-03


 
生化学/化学システムの革命前夜!? を見極める
微小スケール反応・分析システム特別研究委員会      RC-20
■代表幹事
藤井輝夫 (東京大学 生産技術研究所 助教授)
■連絡先
藤井輝夫  
Fax: 03-5452-6212   
Tel: 03-5452-6211
e-mail: tfujii@iis.u-tokyo.ac.jp 
■主旨
 マイクロリアクターやマイクロ化学分析システム(Micro-TAS)は、サンプルの微量化、反応や分析の高速化など、数多くのメリットが期待できるため、ゲノム解析の高速化や遺伝子診断技術あるいはファインケミカルの合成など、さまざまな応用が議論されつつある。しかしながら、現状では単機能のチップに関する個別的な研究が行われているにすぎず、実用化レベルへの発展のためには、それら個別研究の情報を体系的に整理すると同時に、産業界からの具体的なニーズに基づき、システムとして実現するための議論を行うことがきわめて重要である。
 本特別研究委員会では、産業界からの参加者との密な意見交換を通じて、微小スケール反応・分析システムに関わる基礎的、基盤的技術、実用化ニーズならびにシステム化手法などについて、調査研究を行い、この分野の今後の方向付けを議論すると同時に、共有可能な研究開発のためのインフラ整備、さらには具体的な共同研究への発展を模索する。

■その他
年会費  : 20万円
定 員   : 最小3社、最大15社
運用方法: 年4回程度研究会を開催する。

研究者、企業関係者から潜在的ユーザーなどによる講演ならびに意見交換を行う。
国内外の会議への参加報告、抄訳会を中心に、技術の最新動向を調査する。
必要に応じて、マイクロポンプやマイクロ分析チップなどの市販品を入手し、その性能評価を行う。 

       


 
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