LES研究会とは

さまざまな分野の研究者が集まりLESのモデルや計算法などの情報交換を行う場として、2008年9月にLES研究会が発足いたしました。現在2ヶ月に1回、東大生研にて研究会を開いています。LESに興味をお持ちの研究者、学生の方のご参加をお待ちしております。また研究会についてご質問ご要望がありましたら世話人までお知らせください。

世話人
半場 藤弘
東京大学生産技術研究所 基礎系部門
〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1
Tel: 03-5452-6115
E-mail: hambaアットマークiis.u-tokyo.ac.jp
地図:
 東大生研へのアクセス http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/access/#sec-1
 キャンパスマップ http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/access/#sec-3


アナウンス

研究会のメーリングリストで開催のお知らせをお送りしています。メーリングリストへのメールアドレスの登録、変更、削除をご希望の方は、世話人までお知らせください。また、各分野のLESに関連する講演や研究会のアナウンスなどの情報交換にもメーリングリストをお使いください。

次回の第80回LES研究会を7月12日(金)14時より開催します。詳しくは後日このHPとメーリングリストでお知らせします。

第79回LES研究会を5月14日(火)14時より下記のとおり開催します。

日時 2024年5月14日(火) 14:00-15:30
場所 Zoomによるオンライン会議 (URLは後日メールでお知らせします)

話題提供

「画像データから駆動される流れシミュレーション」
大島伸行(北海道大学)
本研究では,流れシミュレーションにおける壁境界の問題をナビエ・ストーク方程式の特定の境界問題に対する数値計算技法やソフトウェア実装から,より一般的な数理研究の課題と捉えなおし,まったく新しい発想のアプローチを提示したい.すなわち,壁境界が埋め込まれた新しい流体基礎方程式の提案である.本解析が基礎とするレベルセット法は領域界面形状をデジタル的に扱う数値手法として数学的研究が進むとともに,特に画像データ処理・分析の一般的技術として普及している.固体領域を表面CADデータで与えるのに替えて,医療画像CTのようにスカラー画像データで与えて直接シミュレーションに適用するならば,これらの画像処理技法を導入することで格子生成や境界条件設定などの計算前処理過程が容易に一般化される.また,計算条件と解析結果とが同一のデジタル規格化された「画像データ」によって定義されることで機械学習やデータ処理など後処理の一般化も期待できるであろう.
Oshima, J.Fluid Sci. Tech. 8-4 (2023), doi: 10.1299/jfst.2023jfst0034