【第618回】
●講演者 
Prof. Ljupco Kocarev
Research Scientist, Institute for Nonlinear Science, University of California
San Diego, Faculty of Electrical Engineering, University “Kiril i Metodij”Skopje, Mecedonia, USA
●テーマ及び講演内容
CHAOS AND CRYPTOGRAPHY
本講演では、カオス暗号について、暗号理論とカオス理論の両方の観点から概説する。
結果の説明よりも、今後の研究の足がかりとなる未解決問題の説明に重点をおく。
特に、カオス写像に基づくいくつかの公開鍵暗号について詳しく述べる。


【第617回】
●講演者 
Prof. Zhaoan Wang
School of Electrical Engineering Xi'an Jiaotong University, china
●テーマ及び講演内容
INTRODUCTION OF POWER ELECTRONICS AND RENEWABLE ENERGY CENTER AT XI'AN JIAOTONG UNIVERSITY AND RESEARCH ON INTEGRATED POWER
ELECTRONICS MODULES
中国におけるパワーエレクトロニクス関連の大学・研究機関、および学会活動の概要紹介の後、西安交通大学に設置されているパワーエレクトロニクスおよび再生可能エネルギー研究センターの紹介を行う。
その後、同センターで行われている集積パワーエレクトロニクスモジュールの研究の紹介を行う。


【第616回】
●講演者 
Prof. DONG-HOON CHOI,
School of Mechanical Engineering Hanyang University, Korea
●テーマ及び講演内容
SIMULATION-BASED DESIGN OPTIMIZATION
本講演では、最適化設計のコンセプトと実現のための手法、アプリケーションについて紹介する。
特にシミュレーションに基づく最適化設計手法、プロダクトデザインのための産業用CAEツール、応答曲面を逐次更新する最適化手法(sequential approximate optimization : SAO)について紹介する。


【第615回】
●講演者 
Prof. Krzysztof R. Kozlowski
Poznan University of Technology, Poland
●テーマ及び講演内容
CONTROL OF SKID STEERING VEHICLE FROM THEORY TO PRACTICE
ノンホロノミックタイプの移動ロボットを対象とした制御スキームを解説する。
最初にノンホロノミックを説明し、運動学、動力学に言及する。バックステッピングタイプの制御則を導出し、未知パラメータを推定する手法を紹介する。
最後にシミュレーション及び実験によりその有効性を議論する。


【第614回】
●講演者 
Mr. Hans Konig
Postdoctoral Researcher
Johannes Gutenberg University of Mainz, Institute of Physic
●テーマ及び講演内容
MICROSTRUCTURE AND DYNAMIC HETEROGENEITIES IN A TWO-DIMENSIONAL BINARY COLLOIDAL GLASS FORMER : CONCEPT OF LOCAL-DENSITY- OPTIMIZED CRYSTALLITE CLUSTERS
大きさの異なる超常磁性コロイド粒子を液面に浮かべ、外部磁場の強さを変えることで、粒子間の斥力の強さを制御ることができる。
本講演ではこの振る舞いを用いて行った、二次元系ガラス転移現象における粒子配置構造と動的不均一性について実空間で詳細に観察した実験結果、およびその考察について報告する。


【第613回】
●講演者 
Prof. Michael Cates
Department of Physics & Astronomy, University of Edinburgh, UK
●テーマ及び講演内容
FLUID-BICONOTINUOUS PARTICLE-STABILIZED GELS
不溶性混合液体中において、中性コロイド粒子は界面に吸着し界面活性剤としての役割を持つ。
そのため、系全体はマイクロエマルジョンj状になりゲル的に振舞うことが予測される。格子ボルツマン法による数値シミュレーションの結果と併せてこの現象について議論を行う。


【第612回】
●講演者 
Prof. Gerhard Abstreiter
ミュンヘン工科大学, ドイツ
●テーマ及び講演内容
SINGLE - DOT SPECTROSCOPY AND MANIPULATIONS OF ELECTRON SPINS IN QUANTUM DOT STRUCTURES
「量子ドット構造における単一ドット分光と電子スピン制御」半導体量子ドットの電子状態に関連し、単一ドット分光から得られる新しい知見、特に励起子同士や励起子と電子との間の多体効果に関する最新の研究成果を紹介する。
また、偏光励起により、ドット内の電子スピンを制御する研究とその量子情報処理への応用可能性について講演する。


【第611回】
●講演者 
Dr. P. A. Maksym
Reader, Department of Physics and Astronomy University of Leicester, UK
●テーマ及び講演内容
THEORY OF SUB-SURFACE STM : APPLICATION TO CLEAVED QUANTUM DOTS
近年STMは、表面下に埋め込まれた不純物や量子ドット内の電子の量子状態を調べる為に用いられている。
今回は、表面下のGaAs/InAsの自己組織化量子ドットについて、ドットの構造・組織・局所状態密度がSTM像に与える影響について理論解釈を行った研究について講演する。


【第610回】
●講演者 
Dr. Erwan LENNON
CNRS, France
●テーマ及び講演内容
IMPEDANCE SPECTROSCOPY APPLIED TO SINGLE BIO-CELL
生細胞の研究において、細胞周囲の微小空間の環境を制御してそれに対する細胞の応答をセンシングすることが重要になってきている。
種々の周波数の交流電場による細胞のインピーダンススペクトル測定は、他の化学的センシング法に比較して簡便である。講演では、インピーダンススペクトル法について解説し、該当分野の最近の研究について概説する。


【第609回】
●講演者 
Dr. Vladimir SOUKHOROUKOV
Akademischer Rat, Lehrstuhl f_r Biotechnologie, Universit_t W_rzburg Germany
●テーマ及び講演内容
ELECTROMECHANICAL ANALYSIS AND MANIPULATION OF BIOLOGICAL CELLS
高電圧パルス印加による細胞膜の電気穿孔(Electroporation)は、ゲノムや細胞操作において重要な手法である。
近年、種々の周波数の交流電場による細胞の変形(Electrodeformation)が、この現象に大きな影響を及ぼす物理的因子であることが実験的・解析的に明らかになってきた。講演では電気穿孔に及ぼす物理的因子の概説をおこなう。


【第608回】
●講演者 
Prof. Katarzyna Sznajd-Weron
Institute of Theoretical Physics, University of Wroclaw, Poland
●テーマ及び講演内容
A SIMPLE MODEL OF OPINION FORMATION
「世論」が形成されていく過程を統計物理学の立場からモデル化したシュナイト模型の振舞について述べる。
このモデルでは「意見」が他の人に影響を与えるダイナミクスに新しい点がある。経済への応用についても述べる。


【第607回】
●講演者 
Dr. Nicholas Sheppard
Research Fellow, School of Information Technology and Computer Science The University of Wollongong, Australia
●テーマ及び講演内容
IMPORT / EXPORT IN DIGITAL RIGHTS MANAGEMENT
マルチメディアにおけるセキュリティは非常に高い注目を集めている。
本発表では、このマルチメディアセキュリティにおける最近の研究動向の概要をまとめる。
また、我々の研究である電子権利マネージメントにおいて、新たな権利交換方式の提案を行う。


【第606回】
●講演者 
Prof. Mustafa Okyay Kaynak
Bogazici University, Turkey
●テーマ及び講演内容
INTELLIGENT SYSTEMS : AN OVERVIEW FOR THE FUTURE
最初に情報革命がグローバルでインパクトの大きいことを示し、この革命の基でのメカトロニクスの40年を論じる。
続いて、メカトロニクスにおけるインテリジェンスに関して議論し、知的システム全般を概観する。最後に製造業における知能化を検討する。


【第605回】
●講演者 
Dr. Hasti, Tarekat
Executive Director, Sumatra Heritage Trust, Indonesia
●テーマ及び講演内容
HERITAGE MANAGEMENT IN INDONESIA : EXPERIENCE AND FUTURE VISION
ハスティ氏がこれまで、スマトラ・ヘリテイジ・トラストを設立して、実施してきたインドネシア、メダンでの都市遺産の保存について、同氏の経験をお話いただき、同時に、今後のビジョンを示してもらう。


【第604回】
●講演者 
Prof. Tommaso Bellini
Department of Chemistry, Biochemistry and Biotechnology University of Milan, Italy
●テーマ及び講演内容
NEMATIC ORDERING OF LIQUID CRYSTALS INCORPORATED IN RANDOM
POROUS MEDIA
多孔材質中の液晶における液晶弾性場は、狭く不規則な空間拘束により複雑な凍結した乱れが生じ、その物理的振る舞いはバルク中のものと比べ大きく異なる。
そこで、実験や数値シミュレーションを用いて行った多孔材質中の液晶化におけるメモリー効果や老化現象に関する研究について報告する。


【第603回】
●講演者 
Assistant Prof. Giuseppe Modoni
The University of Cassino, Italy
●テーマ及び講演内容
JET GROUTING: FROM PRACTICE TO RESEARCH
ジェットグラウティングによる地盤改良は世界中で広く用いられているが、その設計・施行・管理は経験的に行われることが多い。
本講演では、イタリアでの実務における典型的な適用事例と関連する計測結果を紹介した後に、講演者が実施した基礎的な研究成果について解説する。


【第602回】
●講演者 
Associate Prof. Peter Baranyi
Budapest University of Technology and Economy, Hungary
●テーマ及び講演内容
A TENSOR PRODUCT MODEL BASED CONTROL
コンピュータを利用した制御系設計に関する話題である。
本手法では、物理モデル或いはブラックボックスとして与えられた対象に対して、様々な指標を満足する制御系を導出し実行することができる。本講演では、リミットサイクルや振動が生じる飛行翼を対象として本手法の紹介を行なう。 


【第601回】
●講演者 
Prof. Mikhail A. Anisimov
Institute for Physical Science & Technology, University of Maryland, USA
●テーマ及び講演内容
MESOSCOPIC AND NANOSCALE THERMODYNAMICS : FUNDAMENTALS FOR EMERGING TECHNOLOGIES
生体膜などの微小システムでは、有限サイズ効果や表面の影響が大きくなり、マクロな振る舞いとは異なってくる。
そうした系の振る舞いを調べるうえで、工学・科学両面から微小領域における熱力学は、工学・科学両面において極めて重要な役割を果たす。
そこで、”微小システムにおける複雑さの中の単純さの発見”の例として、高分子溶液系で見られるメソ構造と臨界動的挙動の関係について議論する。


【第600回】
●講演者 
Dr.Steven Galbraith
Lecturer Royal Holloway of London, UK
●テーマ及び講演内容
APPLICATIONS OF PAIRINGS IN CRYPTOGRAPHY
円曲線暗号の解読手法の一つに Pairing を使った手法があるが、 Pairing を使う手法は解読のみならず、その特性を積極的に利用した面白い応用例がいくつかある。
本講演では、Pairing を使った応用例をいくつか紹介する。


【第599回】
●講演者 
Dr. Erik Nibbering
Max-Born-Institute for Nonlinear Optics and Short Pulse Spectroscopy
●テーマ及び講演内容
ULTRAFAST HYDROGEN BONDING DYNAMICS AND PROTON TRANSFER PROCESSES
ドイツMax-Born研究所における液相中の分子分光について、最新の研究成果を紹介する。
特に、中赤外高速分光計測により明らかとなった、水素結合系の高速ダイナミクスやプロトン移動反応について説明する。


【第598回】
●講演者 
Prof. Adi Shamir
The Weizmann Institute, Israel
●テーマ及び講演内容
FAULT ANALYSIS OF STREAM CIPHERS
ストリーム暗号は与えられた鍵を引伸ばし、それを平文に作用させる暗号化手法であり、Fault Analysis はある関数の演算過程において意図的なエラーを起こさせ、その挙動を解析することにより、その関数で利用されている秘密の値を求める手法である。
本発表では、Fault Analysis をストリーム暗号に適用した結果を報告する。


【第597回】
●講演者 
Prof. Marie-Paule Pileni
Pierre/Marie Curie University, France
●テーマ及び講演内容
SELF-ORGANIZATION OF INORGANIC NANOCRYSTALS : FABRICATION,COLLECTIVE  AND INTRINSICS PROPERTIES
「無機系ナノ結晶粒子の自己組成化過程とその集団的および個別的性質」コバルトや銀や酸化鉄のナノ結晶が、ファンデァワールス力や二重極相互作用で整列化し、面心立方格子や六方晶状になる機構について先ず論じる。
続いて、得られた構造の光学特性や磁化特性について述べ、特にプラズモンやラマン散乱特性が、ナノ粒子の配列でどのような影響を受けるかについて述べる。


【第596回】
●講演者 
Prof. M. DAMZEN
Imperial College London, UK
●テーマ及び講演内容
SELF-ORGANISING HIGH POWER LASERS
レーザーゲイン格子が発振モードを自己組織化的に形成する「自己組織化レーザー」に関する講演を行う。
この自己組織化機構を用いて、熱歪みによる波面の擾乱を抑えて高いビーム品質を保ったまま、出力パワー100Wでの縦単一モード発振を実現した。


【第595回】
●講演者 
Dr. Gerald Roosen
Directeur de Recherche(CNRS)
I'Institut d'Optique /France
●テーマ及び講演内容
NONLINEAR WAVE MIXING AND OPTICAL PROCESSING
講演者がグループリーダーを勤める、フランスの「光学研究所」(I'Institutd'Optique )非線形光学材料研究グループの最新の研究成果を紹介する。
物質と光の非線形相互作用の物理、これを利用した光情報処理のためのシステムの設計と製作、そして産業応用に向けての開発と技術移転のしくみについて説明する。


【第594回】
●講演者 
Prof. Donald R. Sadoway
John f. Elliott Professor of Materials Chemistry, McVicar Faculty Fellow
Department of Materials Science and Engineering Massachusetts Institute
of Technology, USA
●テーマ及び講演内容
ADVANCES AND INNOVATIONS IN THE EXTRACTION OF ALUMINUM,MAGNESIUM, AND TITANIUM
「アルミニウム、マグネシウム、チタンの製錬における技術革新」
既存の技術は改良によって富をもたらすが、表題の金属の価格を劇的に下げることはほとんどありえない。
技術革新の見通しを評価し、未開拓分野を解析・検討するために、表題の金属について、候補となる(革新的な)化学的手法の絞込みを行った。仮に新しい技術が出現する場合、解決しなくてはならない技術的な障害にてついての議論も同時に行う予定である。


【第593回】
●講演者 
Prof. Rhee Man Young
Endowed Chair Professor, Graduate School of Information & Communication Technology,
Kyung Hee University, Korea
●テーマ及び講演内容
CRYPTOLOGY
インターネットの急速な普及ならびに商用化の進展にともない、電子情報の秘匿や認証に対する要求がクローズアップされてきた。
これに応える重要な要素技術の一つとして暗号技術が挙げられる。本講義は暗号技術の基礎知識を具体例を挙げてわかりやすく説明する。


【第592回】
●講演者 
Associate Prof. Urs Staufer
Institute of MicroTechnology, University of Neuchatel , Switzerland
●テーマ及び講演内容
SCANNING FORCE ENDOSCOPE
靭帯の回復状態をモニタリングすることは膝関節治療における術後管理において重要な作業である。講演者らのグループでは、原子間力顕微鏡を用いて50nmというきわめて高い解像度をもって、靭帯の状態、とくに弾性を計測可能であることを見いだした。
本講演では、これを利用した低浸襲内視鏡の研究開発について述べる。


【第591回】
●講演者 
Prof. David. P.M. NORTHMORE
University of Delaware, Department of Psychology and the Neuroscience Program, U.S.A.
●テーマ及び講演内容
DEVELOPING SENSORIMOTOR BEHAVIOR USING BIOLOGICALLY REALISTIC MODEL NEURONS
本講演では、ヘブ的なスパイクタイミング依存可塑性等の実際の生物ニューロンの特性を近似的に実現する人工ニューロンモデルおよびその感覚運動システムへの応用について解説する。


【第590回】
●講演者 
Dr. Hugh P.C.Robinson
Lecturer, University of Cambridge Department of Pysiology, UK
●テーマ及び講演内容
NONLINEAR DYNAMICS OF CORTICAL NEURONS
生産技術研究所・合原研究室とケンブリッジ大学・ロビンソン研究室とでDaiwaFoundation Awardを受けて開始した共同研究の概要について解説する。
特に、大脳皮質ニューロンやニューラルネットワークが、感覚情報処理、選択的注意などの高次機能において果たす役割や非線形ダイナミクスを解明するための、生物物理的アプローチに関して詳しく述べる。


【第589回】
●講演者 
Leading Scientific Researcher Vladimir I. Levenshtein
Keldysh Institute for Applied Mathematics, Russian Academy of Sciences,Russia
●テーマ及び講演内容
ERROR-CORRECTION CAPABILITY OF BINARY LINEAR CODES BEYOND THE HALF THE MINIMUM DISTANCE
二元線形符号に対する完全復号によって与えられる、訂正可能、もしくは訂正不可能なモノトーン構造について講演する。
半最小距離を越える線形符号の誤り訂正能力に関する新たな限界式を、パラメータに幾つか制限のある場合の一般の符号と最良の符号に対して提案する。


【第588回】
●講演者 
Prof. Ernest. Ilisca
パリ第7大学,フランス
●テーマ及び講演内容
OPTIMUM LOCALIZATION OF SURFACE ELECTRON FOR EFFICIENT O-P CATALYZED OF HYDROGEN
磁性絶縁体および非磁性金属表面での水素のオルソーパラ転換について講演する。
講演では、磁性不純物と分子との間の双極子相互作用、接触相互作用、電子交換ー接触に基づく転換モデルについて紹介した後、分子と表面の電子状態、特にフェルミ面近傍の表面電子状態・鏡像力電子状態の影響について考察する。


【第587回】
●講演者 
Prof. Raymond W. Yeung
Department of Information Engineering, The Chinese University of Hong Kong China
●テーマ及び講演内容
1.INFORMATION INEQUALITIES, CONDITIONAL INDEPENDENCE, AND GROUPS
情報不等式/条件付き独立/群
始めに情報不等式のための幾何学的なフレームワークを使って、確率論における条件付き独立が情報不等式の特別な問題であることを説明する。
次に、一見関係なさそうな情報不等式と群論に対応関係があることを説明する。
このことより、情報理論の問題を、対応する群論の問題の証明から解くことが可能となる。
2.NETWORK CODING THEORY
ネットワーク符号理論の2点間通信における問題のひとつに、スループットの最適化がある。ネットワーク符号理論では、直感とは異なり、マルチキャストされる情報を「流体」すなわち単に送るか真似るしかできないものとして考えて最適化するの
ではなく、むしろ、ノードでの符号化を使って帯域を保障する。
今回は、この問題と最近の研究開発動向について説明する。


【第586回】
●講演者 
Dr. Louis Guillou
Emeritus expert for smart cards, cryptology and conditional access
●テーマ及び講演内容
GQ2
新しい素因数分解問題を使用したGQ2を提案する。このGQ2はRSAより効率が良く、RSAとの互換性もある。また、GQ2は安全性の証明があり、例えば、ただ難題を推測するよりも効率の良い検証者を騙す方法は素因数分解のサブルーチンとして用いられる可能性がある。


【第585回】
●講演者 
Prof. Istvan Nagy
Budapest University of Technology and Economics Department of Automation and Applied Informatics, Hungary
●テーマ及び講演内容
NONLINEAR DYNAMICS IN POWER ELECTRONICS
まず非線形性の歴史とよくなされる誤解を紹介し、連続時間および離散時間モデルという2つの非線形システムの表現について論じる。諸種の平衡点やリミットサイクル、その安定性についてまとめる。
準周期的状態を述べたあとカオスの基礎へと進む。ポアンカレマップ、分岐ダイアグラム、リアプノフ指数、フラクタル幾何、さまざまな分岐とその分類について説明する。数学、機械、電子系での例をあげるが、パワーエレクトロニクス系からもっともたくさんの例を取って紹介する。


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