走査型プローブ顕微鏡用ナノ振動子研究会              RC-9
 <ナノ振動子で飛躍的高感度化を目指す>
■代表幹事: 川勝英樹(東京大学 生産技術研究所 助教授)
藤田博之(東京大学 生産技術研究所 教授)
年吉 洋 (東京大学 生産技術研究所 講師)
星 泰雄 (東京大学 生産技術研究所 助手)
■連絡先: 川勝英樹
FAX : (03)3402 - 9568
e-mail:kawakatu@iis.u-tokyo.ac.jp
■主旨
走査型プローブ顕微鏡(SPM)において力を検出する場合、プローブを支持しているカンチレバーの機械的特性、たとえば固有振動数とQ値が検出可能な力分解能を決定づける。ナノメートルオーダの振動子(以下、ナノ振動子)は、従来の短冊形のカンチレバーに対してその大きさが千分の1程度で、飛躍的感度の向上が期待できる。本研究グループでは、これまで3年間にわたって行ってきたナノ振動子の研究成果を踏まえて、SPMの感度の飛躍的向上を参加メンバーとともに目指し、日本発の新プロービング手法を確立する。また、結晶格子を基準とした測長と位置決めを中心に、SPMの計量応用についても取り上げる。

■その他
年会費: 50万円
定員: 10社程度
運用方法: 年3回定例研究会を開催予定。研究会では研究の方向付けと成果報告を行う。必要により、随時臨時研究会を開催する。