民間等との共同研究
民間等との共同研究

広島 ASVプロジェクト (マツダ、広島電鉄、交通安全環境研究所との連携)

民間機関等から研究者および研究費を受け入れて、本所の教員が民間機関等と共同で研究を行う制度です。また、複数の民間機関等と複数の大学とが共同で参加するプロジェクト研究も行っているほか、民間機関と本所のメンバーが共同で、具体的な研究テーマの選定から、予算配分の決定、進捗の確認などを実施する包括連携も行っています。
本所では中堅・中小企業等との連携も重視しており、2015年度には新エネルギー・産業技術総合開発機構の「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」における「橋渡し研究機関」に認定されています。

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超高速データベースエンジン

本所と日立が共同で研究開発した超高速データベースエンジンが従来型データベースエンジン比で約1,000倍の処理性能を達成(2014年度)

連携企業名
株式会社日立製作所

概要
本所と日立製作所は、内閣府最先端研究開発支援プログラム「超巨大データベース時代に向けた超高速データベースエンジンの開発と当該エンジンを核とする戦略的社会サービスの実証・評価」において共同で研究開発を実施した超高速データベースエンジンにて、2014年3月に従来型のデータベースエンジン比で約1,000倍の処理性能を達成しました。今回の研究成果は、大量データの解析処理時間を大幅に削減するものであり、ビッグデータ利活用による新たな社会サービスや高付加価値産業の創出につながることが期待されます。

実施期間
2010年3月~2014年3月

参考資料
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_260604_j.html


どこでも柵®フィールド試験

鉄道駅に設置する乗降位置可変型ホーム柵「どこでも柵®」のフィールド試験開始(2013年度)

連携企業名
株式会社神戸製鋼所

概要
本所と神戸製鋼所は、共同で開発を行っている「どこでも柵®」について、西武鉄道株式会社の協力を得て西武新宿線新所沢駅のプラットホーム(1番ホーム後端部)への設置が完了し、8月31日から約半年間のフィールド試験を実施しました。

参考資料
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_250827_j.html


放射性セシウム除染布の量産

放射性セシウム除染布の量産工程を確立 ―低コストな除染材の大量供給が可能に―(2012年度)

開発した量産型放射性セシウム除染布(プルシアンブルーを不織布に固定したもの)

連携企業名
小津産業株式会社

概要
本所と小津産業株式会社は、放射性セシウム吸着効果のある人工青色顔料「プルシアンブルー」となじみやすい不織布を用いることで、放射性セシウム除染布の量産工程を確立しました。
今回使用した不織布はプルシアンブルーが外れにくく、丈夫で軽く、扱いやすい。従来品に比べ低コストで大量に生産できるようになると見込まれ、放射能汚染水・汚染土壌などの除染を加速するものと期待されます。

参考資料
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/publication/topics/2012/20121127press1.pdf
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/publication/topics/2012/20121127press2.pdf