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研究について・・・

 

研究テーマと概要・・・


1.工学リテラシーと科学技術コミュニケーション

最先端科学技術の研究を活用した、新しい科学技術教育や
工学リテラシー向上を目指した取り組みについて、研究開発を行っています。
特に、産学連携による工学教育を通し、次世代の研究者・技術者を育成していく
仕組みについての研究・実践しています。
また、天文学・宇宙物理学分野についての
様々な科学技術コミュニケーション活動にも取り組んでいます


2.超新星ニュートリノとニュートリノ振動

重力崩壊型超新星爆発の爆発機構の解明に向けて、
ニュートリノ振動に着目した超新星ニュートリノについての研究を行っています。
地球上でのニュートリノ観測予測などの理論的研究を行っています。

 

 

1についてちょっと詳しく・・・

近年、グローバル化による国際競争が激化しています。
また、科学技術や産業は学際的になり、その進歩が加速しています。
そのような中、社会を支え経済にインパクトをもたらす
技術革新(イノベーション)を推進していくことが重要だと考えられています。

このような背景から、これまでの科学技術教育を
「STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)教育」として
推進する動きが国際的に加速しています。

そこで、日本におけるSTEM教育導入に向けて、
最先端科学研究を活用した教育手法を研究開発し、実践しています。

特に、産学連携による新しい科学技術教育のモデル創りや、
工学リテラシー向上に関する取り組みについての研究開発を行っています。

また、一家に一枚宇宙図(文部科学省が科学技術週間に制作・配布している
一家に1枚ポスターシリーズ)の制作や、
観望会(星を見る会)といった天文学・宇宙物理学分野についての
普及・教育活動も実践しています。

活動記録

 

2についてちょっと詳しく・・・

重力崩壊型超新星爆発とは、
非常に重たい星がその進化の過程の最後に起こす大爆発です。
爆発の際には大量のエネルギーが放出されますが、
その約99%が『超新星ニュートリノ』として放出されると言われています。

1987年2月、大マゼラン雲でおきた超新星爆発からの
超新星ニュートリノが地球上で捕らえたことで、
「ニュートリノ天文学」が花開きました。

超新星爆発の研究は飛躍的に進歩しましたが、
爆発のメカニズムなど未だに多くの謎が残されています。
この謎に対し、超新星ニュートリノから
迫ることができるのではないかと考えられています。

そこで、ニュートリノ振動という現象に着目し、
超新星ニュートリノのニュートリノ振動計算を行っています。
また、その超新星ニュートリノが地球上で観測された場合の
予測計算も行っています。

超新星ニュートリノにより、超新星内部を『見る』ことができれば、
重力崩壊型超新星爆発の解明に大きく近づくでしょう!

 

誰か、超新星爆発をおこしてください・・・銀河中心あたりで。

 

重力崩壊型超新星爆発へ至るシナリオの概略図。

 

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