1.流体テクノ室の誕生

流体テクノ室は、生産技術研究所内における物質、バイオ、ナノテクノロジー系の研究活動に必要不可欠な一次純水(イオン交換水)・窒素ガス・液体窒素・液体ヘリウムなどを所内各研究室に供給するインフラ設備として、生産技術研究所の移転を機に2001年(平成13年度)に誕生し、同年8月頃に必要な設備が完成し本格的業務を開始した。

移転 : 生産技術研究所は、旧住所港区六本木から現在地駒場U(目黒区駒場)へ、1999年から転居を始め2001年頃までに旧住所からの全ての施設の移転は完了した。

2.流体テクノ室の今後

ここ駒場U(駒場リサーチキャンパス)には、生産技術研究所のほかに先端科学技術研究センターや国際産学などの研究棟があります。流体テクノ室は、生研以外のこれらの研究棟にも、液体窒素・液体ヘリウムの供給をしています。特に液体ヘリウムの供給量は、今後新設する研究棟にもヘリウムガス回収ラインが整備されるので、増加の一途となることが見込まれます。