日本結晶成長学会ナノ構造・エピタキシャル成長分科会
第1回窒化物半導体結晶成長講演会
「窒化物半導体結晶成長の未来を展望する」

日本結晶成長学会ナノ構造・エピタキシャル成長分科会主催
科学研究費特定領域研究「窒化物光半導体のフロンティア」、東京農工大学 科学立国プログラム共催


開催の趣旨
 窒化物半導体分野においては、最近、紫外発光素子、パワーエレクトロニクス、太陽電池など次々と新しい応用が開拓され、 その技術革新には目をみはるものがあります。窒化物半導体の結晶成長技術に関しては平成20年7月に第2回III族窒化物結晶成長国際シンポジウム(ISGN-2;Second International Symposium on Growth of III-Nitrides)が開催され、専門の研究者を一堂に介してこの分野の議論を深めました。その後もさらに窒化物半導体結晶成長の重要性は増し、新たな進展が数多く報告されています。本講演会では、窒化物半導体の結晶成長科学を理解することでポストISGN-2の将来を展望し、最新の技術動向を総合的かつ俯瞰的に討論します。

主催
日本結晶成長学会ナノ構造・エピタキシャル成長分科会

共催
科学研究費特定領域研究「窒化物光半導体のフロンティア」、東京農工大学 科学立国プログラム

日程
平成21年5月15日(金)〜16日(土)

講演会の概要
一般講演は,数分のショートプレゼンテーションとポスターから成ります。 基本とする言語は日本語とし、ポスターセッションを中心に議論を深めて頂きたいと考えています。 この他、チュートリアル講演、若手研究者による口頭招待講演等を予定しています。

招待講演
 基調講演
  • 「持続可能な社会システム構築のための窒化物半導体の役割」
     天野 浩、岩谷素顕、上山 智、赤崎 勇(名城大学)
 チュートリアル講演
  • 「GaN薄膜成長と転位挙動 −透過電子顕微鏡評価を中心に−」
     酒井 朗(大阪大学)
  • 「非極性面窒化物半導体エピタキシャル薄膜成長の課題と光学遷移過程の特徴」
     
    秩父重英、羽豆耕治、尾沼猛儀(東北大学・多元研)、上殿明良(筑波大学)
  • 「成長機構の理解 −核形成と表面拡散の考え方−」
     西永 頌(豊橋技術科学大学)

 招待講演

  • 「PXD法による窒化物半導体の低温エピタキシャル成長」
     太田実雄、上野耕平、小林 篤、井上 茂、藤岡 洋 (東京大学・生研)
  • 「ポリタイプに着目したSiC極性面および無極性面上へのAlNのMBE成長」
     須田 淳(京都大学)
  • 「AlN〜AlGaN MOCVD成長その場観察 -縦型深紫外発光素子実現にむけて」
     武内道一、青柳克信(立命館大学)
  • Tiマスク選択成長法を用いたGaNナノウォール結晶のMBE成長
     菊池昭彦、星野隼之、岸野克巳(上智大学)

講演の申込み
下記の要領で講演の申込みを行ってください。事務局より受け付け番号を返信します。
  • 申込先 事務局(tabo☆iis.u-tokyo.ac.jp)  (☆はアットマーク)
  • 申込期日 2009年3月20日(金)
  • 申込み方法 電子メールの件名は、「ポストISGN-2_2009」とし、で第1行目に論文のタイトル,第2行目に著者名,第3行目に所属、第4行目に所属の略称、第5行目に連絡責任者名、6行目に連絡責任者の電子メール、をお書き下さい。講演会の案内およびアブストラクト目次等に使用します。
アブストラクト作成と投稿
一般講演発表を希望される方は,下記作成要領によりアブストラクトをMS word(テンプレート)で作成し、事務局(tabo☆iis.u-tokyo.ac.jp)に電子メールに添付して送信して下さい。電子メールの送信者が連絡責任者となります。
  1. A4 版の用紙で1 ページとする.
  2. 言語は日本語または英語とし,第1 ページ目の第1行目に論文のタイトル,第2行目に著者名,第3行目に所属をセンタリングして記し,次に要旨,本文,図表,文献等を載せる.
  3. フォントは明朝体あるいはTimes 12ポイント相当を用いる.ただしタイトルは14ポイントでかつボ−ルドとする.
  4. 左右2.5cm,上下2cmのマ−ジンをとる.
  5. 白黒の原稿とし,ページ番号は印刷しない.
アブストラクトの提出締切は2009年4月20日(月)とします.

プログラム
Programが公開されました。(NEW!)また、若手を対象とする表彰もありますので奮ってご応募ください。

ショートプレゼンテーションおよびポスター
ショートプレゼンテーションは3分間で、事務局の準備したコンピュータ(PowerPoint2003)を用いて発表していただきます。また、ポスターボードのサイズは縦117センチ、横87センチです。

会場
東京農工大小金井キャンパス1号館1階ホール  〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16
http://www.tuat.ac.jp/access/
【交通】
JR中央線「東小金井駅」下車、徒歩約10分[詳細な経路はこちらから]
JR中央線「武蔵小金井駅」下車、徒歩約20分[詳細な経路はこちらから]
参加費 (ライトミール代金を含む)
  • 一般(会員、または協賛の会員) \2,000
  • 一般(非会員) \5,000
  • 学生(登壇者または会員) 無料
  • 学生(非会員で非登壇者) \2,000
懇親会費
懇親会費 \2,000
懇親会費・参加費は当日受付で受け取ります。また、研究会費用の一部はISGN-2からの補助で運営されます。

問い合せ先
〒153-8501東京都目黒区駒場4−6−1
東京大学生産技術研究所  高野早苗
Tel: 03-5453-6344 Fax: 03-5453-6343
e-mail: tabo☆iis.u-tokyo.ac.jp  (☆はアットマーク)
各種情報は,ナノエピ分科会春季講演会ホームページをご覧下さい.
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/~hfujioka/nanoepi/

協賛
応用物理学会 結晶工学分科会、応用電子物性分科会
日本学術振興会 ワイドギャップ半導体光・電子デバイス第162委員会