野城 智也 (526KB)

企業の協調・共同とIT活用によるCO2排出削減を目指して

 (RC-55)
 建築分野における
       温室効果ガス排出削減に関する特別研究会

1.代表幹事

  野城 智也(東京大学 生産技術研究所 教授)

  幹事

  西本 賢二(東京大学 生産技術研究所 助手)

  連絡先

  西本賢二
   Tel: 03-5452-6401
   Fax: 03-5452-6402
   e-mail: nisimoto@iis.u-tokyo.ac.jp

2.主 旨

 東京大学生産技術研究所野城研究室では、循環型社会の構築を目指した新しい概念の創生や、これに向けた技術開発を鋭意進めています。

 今後、建築分野において、温室効果ガスの大量削減を進めていくためには、一つの大学一つの企業といった枠組ではなく、複数の競合する企業集団、さらには産官学が協調し、新たな建築生産システムを構築していかなければなりません。

 未来の子供たち、未来の地球環境の存続に向けて、建築分野における温室効果ガスを削減するための建築生産システムを構想するとともに、その構想を社会に向けてデモンストレーションするための社会実験の企画をするために、野城研究室と有志の企業から構成される共同研究会を立上げたいと思います。

 本研究会では、「CO2排出権取引」「協調と共同」「IT」「廃棄物」「物流」をキーワードに、建築分野における温室効果ガス削減のために、従来にない広範な研究活動を大学や企業間の枠を超えて推進します。

    具体的には、当面以下のテーマを研究していく予定です。
    ・建築分野における新しいCO2排出権取引の枠組策定に関する研究
    ・建設系廃棄物処理に関わる新しいCO2排出削減に関する研究
 

3.その他

 年会費:

  10万5千円 (ただし、下記のProject Meetingで活動が進展した際には、実費相当を別途徴収)

 定 員:

  最小6社、最大30社

 運用方法:

  次のような3つの場で、参加企業間の中で積極的な情報交換や研究活動を実現します。

  1) Steering Committee:大学と幹事会社(5社程度)の代表者で、研究会の運営方針を策定します。
    年に2回程度の開催を予定しています。

  2) Monthly Meeting:専門家の講演、先進企業の事例研究等を通して、最先端の情報を収集します。
    夏期休暇を除き、月に1回の開催と、年に1回の研究合宿を予定しています。

  3) Project Meeting:有志グループでテーマを絞って研究助成制度等に応募し、活動を実施します。
    テーマが具体化すると、共同研究契約を当事者間で締結したうえで進めていきます。