実世界の変遷をとらえ活用する
大澤 裕
大澤  裕(埼玉大学 工学部システム工学科 教授)
坂内正夫(東京大学 生産技術研究所 教授)
大澤  裕
Tel  :048-858-3717
Fax  :048-858-3717
e-mail:ohsawa@mm.ics.saitama-u.ac.jp
 地理情報、空間情報に関して、現在ディジタル地図の整備が急速に進んでいる。これらのデータは、従来の行政やマーケティングでの利用に加えて、ITSやモバイルナビなど幅広いユーザに利用されつつある。
 従来の地理情報システムは、ある時間(多くは過去)で固定した現実世界のデータを扱ってきた。しかし、過去と現在の比較や未来予測など、フレキシブルな時間軸を設定して空間情報を解析する時空間情報システムの必要性が今後高まるものと予想される。また、通信ネットワークを介したGISの利用も今後ますますの発展が期待できる。
 このような時空間情報システムを実現し、高度利用を図るためには、(1)効率よい時空間情報の取得・更新方式、(2)時空間情報管理・検索方式の高度化、(3)ネットワークを介した時空間情報の利用技術、などにおいてより一層の研究を必要としている。
 本研究会では、時空間情報システムを中心課題として、上述の問題に対する国際的な動向を含めた現状認識、解決法の模索、今後の方向性について調査・研究を進める。
年会費  :20万円

定  員  :特になし

運用方法 :年3回の研究会を開催する。
       研究会の内容 (1)大学における時空間情報システムに関する研究の報告
                (2)国内外の時空間情報システム研究者による講演
                (3)研究会メンバーによる研究・開発紹介