ITSに関する最新の研究成果の紹介とR&D・実用化への展望を探る
桑原 雅夫
桑原雅夫(東京大学 国際産学共同研究センター 教授)
池内克史(東京大学 大学院情報学環 教授)
須田義大(東京大学 国際産学共同研究センター 教授)
森本紀代子(桑原研究室)
Tel :03-5452-6419
Fax :03-5452-6420
e-mail:morimoto@nishi.iis.u-tokyo.ac.jp
  ITSは、交通安全、円滑化、環境改善への強力なツールとして期待され、アジアパシフィッ
ク、ヨーロッパ、ノースアメリカの3地域で盛んに研究開発と実用化が進められている。
 我が国でも関係省庁、産業界(電気、自動車、情報通信、コンサル、建設など)そして大学に
おける研究開発が1990年代から活発に行われてきている。 
  ITSは広範な分野にまたがる学際領域に位置しており、生産技術研究所では数年前より
電気、機械、土木の教官を中心にITSの研究開発に力を入れてきた。本懇談会では、昨年度
に引き続き、この様な大学における研究開発を産官に紹介するとともに、産官の専門家を招
いて話題提供をお願いしながら、研究開発・実用化に向けての意見交換を行う。今年度の講
演テーマは未定であるが、情報通信、画像処理、車両技術、交通計画、交通管理など幅広い
内容を予定している.
  ITSの実用化のためには、産官学のパートナーシップが必須であり、本懇談会における意
見交換は、大学研究の新たな方向を示唆するだけでなく、産業界、官界との連携を促進させる
役割を果たすものである。

●これまでの主な講演テーマ
   ・ITS等の学際領域における人材養成と産学連携のあり方
   ・先進車両制御安全システムの現状と課題
   ・ITを活用した搬入待機車両の削減システムの開発- 生コンクリート輸送への適用例 -
   ・インターネットITS
   ・ITSの現状と今後の展望
   ・アジアパシフィックでの最近のITSの動向
   ・ITSを活用したロジスティックス
   ・AHSの現状と今後の計画
   ・ITS技術の標準化−TC204とその現況
   ・IMTSにおける自動運転技術について
年会費  : 10万円

定  員  : 特になし

運用方法: 原則として月1回程度開催
        各分野専門家からの話題提供を1時間程度行い,その後ディスカッション
        を行う形態
ドライビングシミュレータ
走行車両による周辺車両挙動の画像解析