サステナブルマネージメント/サステナブルソリューションの研究
山本 良一
山本良一(東京大学 国際・産学共同研究センター 教授)
小田克郎(東京大学 生産技術研究所 助教授)
中原秀樹(武蔵工業大学 環境情報学部 教授)
益田文和(東京造形大学 教授)
鈴木淳史(横浜国立大学 大学院環境情報研究院 教授)
木俣信行(鳥取環境大学 教授)
2002年度はヨハネスブルグで地球環境サミットが開催されて、「持続可能発展」も理念
を議論する段階ではなく実践段階に入ったことがあらためて強く認識されました。
本特別研究会は「環境に配慮した新しい物作り」を環境効率(Eco・efficiency)とエコデ
ザイン(Eco・design)の見地から考える研究会として1999年に発足し、略称をSPEEED
(Special Project on Eco・Efficiency and Eco・Design)としております。
現在延べ40社の参加をいただき、各社のエコプロダクツ、エコサービス(エコビジネス
モデル)の事例を積極的に収集し具体的に分析し、その成果の一部は「エコデザインー
ベストプラクティス100、(1999年)ダイヤモンド社」、「サステナブル・カンパニーー環境世
紀に勝ち残るビジネスモデルとエコサービス事例71、(2001年)ダイヤモンド社」に公表致
しました。
2002年はエコデザインの技術進歩の度合いをエコエフィシエンシーの向上倍率(ファクタ
ー)として評価する手法開発ならびに各社のエコサービス(エコビジネスモデル)について
調査・ 討論を行いました。
そこで2003年は製品・サービス及び企業報告のエコデザインを窮極的に推し進めた
ものとしてのサステナブル・ソリューションとサステナブル・マネージメント(持続可能経営)
について焦点を当てて当研究会としてその概念、事例、今後の開発構想を報告書に取り
まとめ、社会に提言することを目指します。
年会費 :20万円
参加者数:2〜3名/社
運用方法:サステナブルソリューションとサステナブルマネージメントに関する研究
(1) 年5回程度の定例研究会で、事例に則して、概念・手法・技術について学び、
また議論してまとめる。
(2) 「エコデザイン」、「サステナブル・カンパニー」を入門書とする。
次に環境効率向上のためのサステナブル・プロダクト・ディベロップメントの
様々な手法及び、事例について討論する。
(3) サステナブル・ソリューション/エコビジネスモデルの事例収集検討を行う。
(4) サステナブル・マネージメントを目指す世界の潮流をサーベイすると共に
独自モデルを構築する。