ITSに関する最新の研究成果の紹介とR&D・実用化への展望を探る
ITS (Intelligent Transport Systems) に関する研究懇談会    RC-24
■代表幹事
桑原雅夫 (東京大学 国際・産学共同研究センター 教授)
池内克史 (東京大学 大学院情報学環 教授)
須田義大 (東京大学 国際・産学共同研究センター 教授)
■連絡先
森本紀代子(桑原研究室)  
Fax: 03-5452-6419  
Tel: 03-5452-6420
e-mail: morimoto@nishi.iis.u-tokyo.ac.jp
■主旨
 ITSは,交通安全,円滑化,環境改善への強力なツールとして期待され,アジアパシフィック,ヨーロッパ,ノースアメリカの3地域で盛んに研究開発と実用化が進められている。我が国でも5省庁,産業界(電気,自動車,情報通信,コンサル,建設など)そして大学における研究開発が1990年代から活発に行われてきている。 
 ITSは広範な分野にまたがる学際領域に位置しており,生産技術研究所では数年前より電気,機械,土木の教官を中心にITSの研究開発に力を入れてきた。本懇談会では,昨年度に引き続き,この様な大学における研究開発を産官に紹介するとともに,必要に応じて,産官からのプレゼンも歓迎しながら,研究開発・実用化に向けての意見交換を行う。今年度の講演テーマは未定であるが,下記に示す昨年度の講演内容に見られるように,情報通信,画像処理,車両技術,交通計画,交通管理など幅広い内容を予定している.
 ITSの実用化のためには,産官学のパートナーシップが必須であり,本懇談会における意見交換は,大学研究の新たな方向を示唆するだけでなく,産業界,官界との連携を促進させる役割を果たすものである。
昨年度の講演テーマ
 5月30日 : 渋滞解消に向けたITS
 6月20日 : 高度交通流監視・状況理解に関する研究
 7月12日 : 路面と車両の連携?電磁サスペンション
 9月 8日 : 交通計画におけるITSの活用
10月13日 : 多重経路ルーティング
11月 1日 : プラトゥーン走行の制御(効率を考えた自動運転へのシナリオ)
12月12日 : 交通統合データベースついて・有料道路の利用予約制について
 1月10日 : 時空間画像解析に基づく交通事象把握
 2月14日 : スマートウェイのための路面状況計測技術に関する研究
 3月16日 : ITS支援と運転挙動モデル
 

■その他
年会費  : 10万円
定 員  : 特に規定しない
運用方法: 原則として月1回開催
 主に大学関係者からの話題提供を1時間程度行い,その後ディスカッションを行う形態
(必要に応じて,産官,および他大学からの話題提供もお願いする。) 

ドライビングシュミレーター
走行実験車両
交通流画像解析