材料特性の最適化と柔軟化
材料チューニングとチューナブル材料特別研究会      RC-22 
■代表幹事
岸本 昭 (東京大学 生産技術研究所 助教授)
■連絡先
岸本 昭    
Fax: 03-5452-6343  
Tel: 03-5452-6342
e-mail: kishim-a@ceram.iis.u-tokyo.ac.jp     
■主旨
 新物質の発見・再発見により新しい機能が見いだされたときは、いろいろな方法で、特性の向上や機能の安定化が図られる。これまで行われてきた機能拡大の手法・メカニズム、特性値制御の手法を各種化学材料について事例を検討する。これらを通して材料チューニングの方法論を整理し、異分野で確立されている手法を導入できるようにする。また、供用中の特性を制御できる材料は単独でいくつかの用途に利用できる他、外界の環境変化にあわせて最適な特性を発揮し得るフレキシブルな材料といえる。最近いくつか提案されているこのような材料の事例をふまえ、自分が取り扱う材料に適用できるようにする。
 本研究会では、多くの分野の材料研究者が事例を持ち寄り、方法論を議論する。代表者らの研究室で行われている研究例(セラミックス材料を中心として)には次のようなものがある。
  • 固体酸化物燃料電池隔壁材料に適合させるべく、機械強度とイオン伝導度を同時に向上させるようなチューニング方法 
  • 一定温度で電気抵抗が上昇し温度制御するヒーターをチューニングし、急速昇温時にのみ高抵抗化させるような特性付与 
  • 使用時には信頼性を維持し、不要になったときは容易に強度劣化させられるようなチューナブルな材料設計
■その他
話題提供できることを条件とする。
年会費  : 20万円
定 員  : 最小5社、最大10社(専門分野を考慮して参加社の調整を行う)
運用方法: 年3〜4回の研究会を行う。