生体に優しい糖質化合物を利用する
■糖質の利用技術を探る研究会                RC-21
■代表幹事
畑中研一 (東京大学 生産技術研究所 教授)
■連絡先
畑中研一    
Fax: 03-5452-6356  
Tel: 03-5452-6355
e-mail: hatanaka@iis.u-tokyo.ac.jp
■主旨
 1980年代以降に急速に発展してきた糖鎖研究も円熟期を迎えた今日、これまでの研究成果が工業、医療、農業などの産業分野においてどのように利用できるのかを検討するべき時期にさしかかってきたと言える。我が国は古くから糖鎖の合成研究が盛んであったのに加え、糖鎖生物学の分野でも世界をリードできる立場にある。そのような環境で糖質工学(真の意味でのグライコテクノロジー)がそれほど脚光を浴びていないのは、生産工学と直接結び付いた研究が少ないせいであろう。
 本研究会では、糖質化合物の構造―機能相関を中心に、どのような形で製品化に結び付けていくのかを検討する。さらに、機能性糖質化合物の合成プロセスの開発、生理機能性糖鎖の構造解析(高次構造を含む)などについても議論する。具体的には、大学側から毎回異なる分野の話題提供を行い、どのような形で製品化につなげられるのかを模索し、個別の共同研究を行えるのかを検討する。

■その他
年会費  : 20万円
定 員   : 10社程度
運用方法: 年4回の研究会を開催予定