環境に配慮した新たな製品・サービスの革新的コンセプトを探る
エコエフィシエンシーとエコデザイン技術特別研究会   RC-17
■代表幹事
山本良一  (東京大学 国際・産学共同研究センター 教授)
小田克郎  (東京大学 生産技術研究所 助教授)
中原秀樹  (武蔵工業大学 環境情報学部 教授) 
益田文和  ((株)オープンハウス 代表取締役)
鈴木敦史  (横浜国立大学 大学院工学研究科 助教授)
■連絡先
山本良一 
Fax: 03-5452-6305   
Tel: 03-5452-6303
e-mail: yamamoto@iis.u-tokyo.ac.jp
■主旨
  2001年は循環型社会元年として、わが国においてはリサイクル法など多くの法律が施行される他、政府によるグリーン調達が4月より全面的に開始されます。正に使い捨て経済から循環型経済への大転換が始まろうとしております。政府や自治体によるグリーン調達はこれを加速するに違いありません。
本研究会は「環境に配慮した新しい物作り」を環境効率(Eco・efficiency)とエコデザイン(Eco・design)の見地から考える研究会として1999年に発足し、名称を鹿島建設の木俣信行氏の命名によりSPEEED(Special Project on Eco・Efficiency and Eco・Design)としております。
 SPEEED1999、SPEEED2000は「環境に配慮した新しい物作りはどうあるべきか」について環境効率とエコデザインの観点から各社の事例を積極的に収集し、具体的に分析し、またエコデザインの到達段階を定量的に評価し、その世界的動向を包括的に把握し日本産業のエコデザインにおける中長期的な技術開発戦略を議論して参りました。
 2001年はドイツでENVITEC2001、オランダでエコエフィシエンシートとエコデザイン国際会議、ハワイで第5回エコマテリアル国際会議、東京で第2回エコデザイン国際会議と第3回エコプロダクツ展が開催される予定で、本研究会のメンバーも積極的に参加するつもりです。
 このような背景の下に、SPEEEDを2001年以降も更に発展させ、エコデザインを“モノ”のみならずエコエフィシエンシートなサービスについてもその対象としてプロダクト・サービス全体としての社会的効用を最大にするための手法の調査、研究を進めることに致します。

■その他
年会費 : 20万円
参加者数: 制限なし
運用方法: 

(1) 年6回程度の定例研究会で事例に則して概念、手法、技術などについて学び、また、議論してまとめる。
(2) 10月29日、30日、オランダ・アムステルダムで開催される国際会議「サステナブルなサービスとシステム(3S)〜持続可能性への移行」へ積極的に参加(希望会社を募る)してサービス延長、製品延長、リース/レンタル/シェアリング、製品代替、オンデマンド生産、デマンドサイドマネージメント等について討論、調査する。
(3) 12月12日?15日、東京ビッグサイトで開催される国際会議「エコデザイン2001」において山本良一オーガナイズドセッション「ファクター10(資源生産性)」に論文を発表し(希望会社のみ)討論する。