射出成形ベンチマーク特別研究委員会              RC-4
 <数値シミュレーション精度を判定する>
■代表幹事: 横井秀俊 (東京大学 国際・産学共同研究センター 教授 )
村田泰彦 (東京大学 生産技術研究所 助手)
■連絡先: 横井秀俊
Tel/Fax : (03)3402-6271
e-mail : hiyokoi@iis.u-tokyo.ac.jp
■主旨
これまでの8年間にわたる「射出成形現象の可視化実験解析プロジェクト」を通して、順次開発・確立されてきた各種可視化実験解析ツールを、本来の使命である成形現象の解明から離れて、本特別研究委員会では数値解析シミュレーション結果の検証目的に初めて本格的に適用する。すなわち、数値解析に必要な材料データベースを具備した標準材料を使用し、成形条件等を標準化した上で、モデル的なキャビティ形状と同標準条件を用いて2次元・3次元可視化実験、圧力多点計測、温度分布計測等を実施する。計測結果は、型内流動パターン、流速分布、温度、圧力分布計測結果として整理し、参加企業各社に一律に提供する。必要に応じて、同一条件下での解析結果を持ち寄り、実際にベンチマークテストを実施する(結果は非公開を前提とする)。ここでの実験結果は適当な非公開期間をおいた後に順次まとめて公開するものとし、将来的には世界標準としての検証データ集の構築を目指すものとする。

■その他
年会費: 100万円
参加社数 : 現在9社(1998年12月時点)、途中参加可能
設置期間 : 1998年4月〜2000年3月
運用方法: 定例研究会を年3〜4回開催予定
使用設備 : 既存の金型、機器類