コンクリート構造物の劣化診断に関する研究委員会  RC-7

(1)主催:魚本健人(東大生研教授)

(2)主旨:今日、コンクリート構造物は重要な社会資本として無くてはならないもの
になっている。しかし、このようなコンクリート構造物も荷重の増大、繰り返し荷重
、鋼材の腐食、アルカリ骨材反応、凍結融解等の原因によって劣化が進行する。既存
のコンクリート構造物を維持管理するためには様々な検査が必要で、中でも非破壊検
査は今後益々重要になってくる。本研究委員会では、コンクリート構造物の劣化程度
を調べる方法として非破壊検査を取り上げ、どのような方法でどのようなことがわか
るか、またいくつかの手法を組み合わせることでどのような情報を得ることができる
かを調査する事を目的として1996年4月より活動している。現在は、鉄筋コンクリー
ト床版等の疲労載荷試験を実施し、超音波、打音、赤外線、レーダなど種々の非破壊
検査で基礎的なデータを収集するとともに、より望ましい劣化診断システムの構築を
検討している。

(3)その他:
 条件:現在実施計画中のコンクリート試験体による載荷実験において、非破壊検査
の実施または会費を支払うこと。

 会費:(非破壊検査の実施等が行えない場合には)50万円/年