IIS
張力型空間構造モデルドーム観測システム/ホワイト・ライノの建設

テンセグリティシステムは圧縮材が浮遊しているような独特の外観と軽量構造への応用の可能性が知られていたが,張力バランスの制御が複雑なため実際の建築構造物に利用された例は無い。本モデルドームでは,基本的なテンセグリティ構造である3ストラットシステムの力学挙動と張力導入方法を詳細に調査することで,テンセグリティシステムを実構造物に初めて応用することに成功した。二つのテンセグリティユニットをおのおの単独で用いることにより,張力バランスを明確にし,視覚的なインパクトも活かしている。 内部は,須田研究室(制御動力学),川口研究室(空間構造工学)の研究施設として利用されている。

藤井(明)研究室/川口研究室

外観 内観
張力型空間構造観測システム


Copyright(c) Institute of Industrial Science, The University of Tokyo