II. 研究活動


8. 主要な研究施設
B. 試作工場

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第49号 2000年度
2001.8.23


 本工場は、所内各研究部の研究活動や大学院学生の教育等に必要な研究・実験用機械・装置・器具・試験用供試体などの設計・製作を担当している. 当研究所の使命が工学と工業とを結ぶ研究の推進にあることを反映して, 多種・多様かつ先進的な機械・装置・器具の試作が多く, 高度の設計・製作技術が要求され, 独自の加工・組立技術の開発によって研究部の要望に応えることをめざしている.

 工場の規模は, 総床面積が1340m2, 人員は兼任の工場長を含め17名で, 機械加工技術室・木工加工技術室・ガラス加工技術室・共同利用加工技術室・材料庫などがあり, 多岐に渡る業務を担当している. さらに, 小型の精密測定装置から, 大型の耐震構造物等に至る広範囲の製作に必要な以下の設備を有している.

 タ−ニングセンタ5, 精密旋盤1, 旋盤4, 立フライス盤2, NCフライス盤1, マシニングセンタ3, 放電加工機1, ワイヤ放電加工機3, 三次元測定機1, 画像測定機1, CAD/CAMシステム1, 平面研削盤1, ラジアルボ−ル盤1, シャーリング1, コ−ナ−シャ−1, 折曲機1, 三本ロールベンダ−1, 溶接機4, 電気炉1, 帯鋸盤2, 木工加工機類7, 卓上機械類10, ガラス旋盤2, 超音波加工機1, プラズマ切断機1, スポット溶接機1, ファインカッタ−1, ダイヤモンドソ−1, ダイヤモンドラップ盤1, ダイヤモンドバンドソ−, ダイヤモンドホイ−ル1, その他が稼動中である.

 機械加工技術室は, 設計・加工技術に関する指導・相談や研究室と協力して設計・製図も担当し, 加工分野は, 旋盤・仕上・板金・溶接等をカバ−しており, 鉄鋼・非鉄金属・樹脂系材料はもとより最新の素材を使った各種試験装置や供試体の精密加工・精密組立をも行っている. 木工加工技術室は, 高精度を必要とする複雑な形状の船体模型や翼型をはじめ各種水槽・風洞実験模型等の製作を行っており, ガラス加工技術室では, 高度かつ特殊な加工技術を要する化学分析装置, レ−ザ利用装置や高真空装置等に用いられる多種・多様な機器の製作を行っている.

 これら各加工技術室では, 各種機械・装置・器具の製作時や完成後に判明した細かな問題点までも, 研究者との緊密な連携を保ちつつ解決する努力を続け, より研究目的に適した製品を提供して, 外注加工では得られない成果を挙げている.

 共同利用加工技術室は, 係員の指導の下に技術講習修了者が利用できる加工技術室として設けられており旋盤4, 立フライス盤2, ボ−ル盤2, その他の設備がある. 材料庫では, 各研究室が直接必要とする各種材料・部品の供給を行っている. 工場事務室では, 工場における総務・経理関係等事務に関する業務の全般を行っている. また, 研修・講習関係では, 教室系技術職員を対象とした東京大学技術官研修(機械工作・溶接技術・ガラス工作)や本工場利用に関する説明会, 共同利用加工技術室講習等を行っている.


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