研究グループ
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「統合的都市インフラサービス」研究グループ
「統合的都市インフラサービス」研究グループ

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近年、スマートシティ、スマートプラネットといった概念がIBMやシーメンスにより提唱されている。これは都市インフラの個別システムを統合し、全体最適化を図る考え方であるが、実際には再生可能エネルギーなどを包含した電力システムの最適制御や、建物、公共交通システムのエネルギー消費の最適制御等にとどまっている。

携帯端末のスマート化やセンシングシステムの拡大・高度化などに伴い、人々や車両の移動・活動状況、施設運用情報、災害や環境の状況などについて膨大なリアルタイム情報が得られており、統合的に利用できれば、都市インフラサービスの低炭素化、安全化、快適化などを一層高いレベルで達成できる。

本研究グループは都市、交通、情報、防災、社会基盤施設分野における生研の強みを活かしつつ、柏に展開する空間情報科学や高齢社会研究機構の研究者も加えることにより、都市サービスや都市システムのデザインの見直しから要素的な技術開発の統合まで、従来の研究開発の枠を越えた新しい出口指向型研究のアジェンダを作成し、研究開発を大きく加速することを目的としている。

なお、国際・国内での類似研究プロジェクトは全体最適化の概念を共有してはいるもの、個別システムの最適化研究にとどまっている。Cyber Physicalシステムのような横断的情報技術開発プロジェクトも始動しているが、都市サービス・都市システムのデザインや運用のあり方と一体的に検討されているわけではなく、都市システムのデザイン・開発から見れば一部を実施しているにすぎない。この点から見て本研究グループは国際・国内ともにリーディンググループとなる可能性を持っている。