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大規模データの匿名加工処理を高速化する技術を開発 ~ データの有用性とプライバシー保護を両立する対話的な匿名加工を可能とし、パーソナルデータの安全な利活用を促進 ~
大規模データの匿名加工処理を高速化する技術を開発 ~ データの有用性とプライバシー保護を両立する対話的な匿名加工を可能とし、パーソナルデータの安全な利活用を促進 ~

情報化社会の進展に伴い、個人情報を含む大規模データの活用が求められています。しかし、大規模データに対して、目的にかなう情報量を確保しながら、プライバシー保護のために匿名加工を施すには、膨大な時間がかかることが課題でした。東京大学 生産技術研究所の喜連川 優 教授の研究グループと株式会社日立製作所は、内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)「社会リスクを低減する超ビッグデータプラットフォーム」の支援の下、大規模データの匿名加工処理の時間を大幅に短縮し、従来の方法の100倍程度の高速性で、対話的に細かな調整をしながら繰り返しデータの抽出・加工・検証を行える技術を開発しました。本技術は、ヘルスケアや都市計画、購買履歴分析などへのパーソナルデータの活用への適用が期待されます。また、2019年度中に製品に実装することが計画されています。