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【報告】令和4年度「東京大学稷門賞」をJX金属株式会社に贈呈(開催日:2022/9/27)

 2022年9月27日(火)、非鉄金属資源循環工学寄付研究部門を本所に設置して下さっているJX金属株式会社に令和4年度「東京大学稷門賞」が贈呈され、伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールにおいて授賞式が執り行われました。「東京大学稷門賞」は、私財の寄付、ボランティア活動及び援助、寄附講座や寄附研究部門の設置等により、本学の活動の発展に大きく貢献した個人、法人又は団体に対し、感謝の意を表して本学が贈呈するものです。令和4年度は、本件を含めて6件の個人、法人又は団体に対して贈呈されました。
授賞式では、選考経過報告、表彰状の贈呈、総長挨拶、受賞者挨拶が行われ、その後のレセプションでは、受賞者および受賞関係者と本学関係者が懇談しました。

 非鉄金属資源循環工学寄付研究部門は、資源循環型社会の構築を目指し、非鉄金属のリサイクルに関する調査や研究、ならびに将来を担う人材の育成を目的として、JX金属株式会社の寄付により2012年1月に設置されました。各種活動を通じて、非鉄産業界に多大な貢献を行うと共に、人的交流と教育の中核拠点として、我が国における非鉄産業を牽引する役割を担っています。さらに、第2期(2017年1月1日~2021年12月31日)からは、小中高生およびその保護者への教育ならびにアウトリーチ(広報・啓発)活動も行い、非鉄金属分野および基礎となる工学分野の重要性や将来性を一般社会に向けて発信しています。この取り組みは、近年注目されているSTEAM教育の本学における先駆けとなっており、また、産学連携の新しい実践例となっています。第3期(2022年1月1日~2026年12月31日)からは、学内外の多種多様な組織と綿密に連携しながら、より高度なSTEAM教育を実施するなど、新たな活動を展開しています。

 以上のように、長年にわたる支援によって、優秀な人材と高度な情報が全世界から集まる研究・交流・教育拠点を形成し、本学に非常に顕著な功績があったことが認められての受賞となりました。
授賞式の様子 (https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0801_00008.html) 

 (非鉄金属資源循環工学寄付研究部門 特任教授 岡部 徹)

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左から、藤井 輝夫 総長(左)より東京大学稷門賞を授与されるJX金属株式会社 村山 誠一 代表取締役社長(右)、
授賞式後の集合写真

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左から、藤井 輝夫 総長による挨拶、受賞者挨拶をするJX金属株式会社 村山 誠一 代表取締役社長

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