2021年12月９日（木）〜10日（金）に、The 1st International Student Online Seminar on One Health, One Worldがハイブリッド形式で開催された。本セミナーは、本所がアジア工科大学院（AIT）に設置しているRegional Office for Urban Safety （RNUS）と共同で、2007 年以来タイで開催していたセミナーを、ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構が引き継いだものであり、バングラデシュ工科大学（BUET）に設置しているBangladesh Network Office for Urban Safety（BNUS）の教員や学生、本所OBの清華大学 黄 弘 教授にも参加いただいた。

　初日には、本所 竹内 渉 教授が「Introduction to one health, one world」、ダッカ大学 A. S. M. Maksud Kamal 教授が「Public health hazard and economic perspective」、BUET Mehedi Ahmed Ansary 教授が「Bangladesh's preparedness to manage earthquake disaster」、２日目は、本所 桑野 玲子 教授が「Hidden cavities in the urban ground」と題して講義を行った。学生セッションは、事前に録音した３分間のポスター発表の後、質疑をチャット等で行う形で実施された。参加者の国籍は実に多様で、日本、タイ、バングラデシュ、中国、スリランカ、フィリピン、インドネシア、ラオス、ケニヤ、ブータン、ネパールの11ヶ国から44名の学生の発表があり、聴講を含めた２日間の参加者は13ヶ国（上記とインド、ミャンマー）から140名となった。本所OBの芝浦工業大学 マイケル ヘンリー 准教授と６名の学生が桑野研究室の実験設備を見学し、セミナー開催後には、学生との交流会にも参加し、各国の話と研究の話で盛り上がった。第２回目のセミナーを７月頃に、本所の海外拠点を中心に開催を予定している。　　　　　
　　　　

（人間・社会系部門　教授　竹内 渉）

学生セミナーの集合写真

桑野研究室見学、学生交流会の集合写真