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科学自然都市協創連合 設立記念 大漁旗プロジェクト(フューチャー・フラッグ)ワークショップを開催

 2019年10月 岩手県釜石市において開催した大漁旗プロジェクト キックオフイベント「大漁旗 御披露目交流会 in 釜石」を皮切りに、北海道函館市、京都府舞鶴市で開催したワークショップを、2020年は8月から9月にかけて、4会場[①8/7富山県南砺市(参加者:高校生)・②9/12千葉県千葉市(中学生)・③9/21秋田県能代市(高校生)・④9/26東京都国分寺市(大学生)]において、完成した大漁旗に見守られながら開催しました。

 今般のコロナ禍にあって、初めてのオンライン開催や感染症対策に万全を期した対面開催など、昨年とは異なる環境下での開催となり、特にオンライン開催では、会場ごとに異なるオンライン環境に配慮しつつ、事前の接続テストを行うなど、万全の体制で開催に臨みました。

 ワークショップは、3部から構成されており、本所 岸 利治 所長の開会挨拶に始まり、ステップ1では「SDGs」の導入・解説等を中井 紗織 学術支援専門職員、有馬 みき 学術支援専門職員が担当し、南砺市及び能代市からはSDGsへの取り組み状況等の紹介がありました。その後、参加者はSDGsを切り口に自治体の魅力について考えるグループワークを行いました。

 ステップ2では、本所の最新の研究紹介として、開催順に大口 敬 教授「まちを活かすモビリティ・デザイン」、腰原 幹雄 教授「都市に木造建築を」、加藤 孝明教授「防災"も"まちづくりのすすめ」、須田 義大 教授「鉄道のイノベーション」をテーマに講演が行われました。講師陣は、身近な事例を交えながら工学の魅力を伝え、参加者は熱心に、耳を傾けました。

 ステップ3では、松山 桃世 准教授、渡邊 義弘 学術支援専門職員による、松山准教授が開発した、本所の知恵を詰め込んだ「生研道具箱カード」を使ったゲームで大いに盛り上がりました。参加者は、本所の最先端の技術を道具として組み合わせ、地域の魅力をさらに輝かせるアイデアを考えグループ毎に発表して、ワークショップは盛会裏に終えることができました。

 今後、今回のワークショップや話し合いで得られたアイデアに基づき、大漁旗のデザイン制作に進むことが期待されます。ご協力いただきました広報室、次世代育成オフィス、国際・産学連携室の皆さんに、厚くお礼申し上げます。

(二工歴史資料室 川口 安名)


左から、岸所長による開会挨拶(千葉市)、千葉市でのワークショップの様子(腰原教授の講演)、南砺市でのワークショップの様子


左から、能代市でのワークショップ参加者、国分寺市でのワークショップの様子(須田教授の講演)、ステップ3 生研道具箱カード(松山准教授)

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