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  【詳細】

流れを計算機で予測する
―乱流の数値シミュレーション (NST)―


□基礎系 (吉澤 徴)
剪断乱流の統計理論を開発し、乱流モデルの理論的研究を行った。また、空気や水の乱流だけではなく、核融合プラズマや天体磁場などの電磁流体乱流も考察した。

□機械系 (小林 敏雄)
自動車をはじめとする工学設計における実証・応用、および、乱流ラージ・エディ・シミュレーション法の実用化などに多くの成果を上げ、「数値流体力学」分野の発展に大きく貢献した。

□建築・都市系 (村上 周三)
建物周辺気流、室内気流等、建築に関わる流れの問題や拡散の問題を対象とした数値シミュレーション手法の開発を行った。これらの研究成果は、人間周辺スケール・建築スケールから都市・地域スケールに至るまで、様々なスケールの環境解析(風環境解析、温熱環境解析、汚染拡散解析)に応用されている。

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[研究者プロフィール]

萌芽期
   
吉澤 徴 (Akira Yoshizawa) (1942年生)
当時の職位: 本所第1部助教授
現職: 東京大学名誉教授
受賞など: 流体科学研究賞(1999年)
   
小林 敏雄 (Toshio Kobayashi) (1941年生)
当時の職位: 本所第2部教授
現職:財団法人 日本自動車研究所所長、東京大学名誉教授
受賞など: 日本機械学会 流体工学部門功績賞(1999年)、同 計算力学部門功績賞(1997年)、日本機械学会100周年表彰 功労賞(1997年)、社団法人自動車技術会50周年記念表彰功労賞(1997年)
   
村上 周三 (Shuzo Murakami) (1942年生)
当時の職位:本所第5部教授
現職:独立行政法人建築研究所理事長、東京大学名誉教授
受賞など:日本建築学会賞(論文,1989年)、空気調和・衛生工学会賞論文賞 (1997年)、CROSBY FIELD AWARD (ASHRAE) (1998年)、ASHRAE Fellow Award (2001年) 、John Rydberg Gold Medal (2002年)、日本風工学会功績賞 (2004年)
   
   
現 在(駒場キャンパス)
   
  加藤 信介 (本所人間・社会系部門、革新的シミュレーション研究センター教授)
  加藤 千幸 (本所革新的シミュレーション研究センター教授)
  大島 伸行 (北海道大学教授)
  大島 まり (本所機械・生体系部門、革新的シミュレーション研究センター兼務教授(本務は情報学環))
  半場 藤弘 (本所基礎系部門教授)
  大岡 龍三 (本所人間・社会系部門教授)
  北澤 大輔 (本所海中工学国際研究センター准教授)
   
  上記のメンバーを中心として「乱流シミュレーションと流れの設計」研究会に発展的に継承されている。

  太陽の磁場の模式図
太陽の磁場の模式図


市街地におけるビル風の数値解析
市街地におけるビル風の数値解析
 
 
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